タイトルの通り、NVRAMのauto-bootをfalseに変えたらMacが起動できなくなったので、その経緯と復旧方法をまとめてみました。
経緯
MacBookを開いても自動で起動しないようにしたいなと思って、色々調べた結果、NVRAMのAutoBoot
の値を変更することで実現できるとわかりました。
NVRAMは、音量、ディスプレイの解像度と輝度、起動ディスクの選択、時刻設定などの周辺データを保存するものです。
ただしIntelしかダメなようです。
https://discussionsjapan.apple.com/thread/254818483?sortBy=best
M2 Macを使っていますが、それを知らずに間違ったパラメータを変更したせいで、再起動してみたら起動できなくなったというわけです。
やったこと
以下のコマンドでNVRAMのすべての情報を確認することができます。
$ nvram -p
grepでAutoBootを確認してみます。(Intel Macはたぶん表示されると思うがM2 Macでは表示されなかった)
$ nvram -p | grep AutoBoot
あれ?何も表示されないじゃん。bootで検索してみたらどうなるかな。というわけで以下のコマンドを打ったら何か出てきました。
$ nvram -p | grep boot
boot-volume <省略>
boot-note <省略>
upgrade-boot-volume <省略>
auto-boot true
bootdelay 0
おお、auto-bootってやつあるじゃん、これじゃね?ってなって、以下のコマンドを打ったのです。
※良い子は真似しないでね
$ sudo nvram auto-boot=false
ふう。
再起動してみるか。
あれ、WTF?!
やってしまった...
復旧方法
幸いリカバリーモードでターミナルを開いてパラメータの値をもとに戻したら復旧できました。
リカバリーモードの起動方法ですが、電源OFFの状態で、「オプション」が表示されるまで電源ボタンを長押しします。
「オプション」が表示されたら「続ける」をクリックします。
ユーザの選択画面が表示されたら、パスワードがわかっているユーザを選択します。「次へ」をクリックし、そのユーザの管理者パスワードを入力します。
リカバリーモードに入ったら、一番上のバーに移動して、「ユーティリティ」をクリックします。 メニューの中から「ターミナル」を見つけてクリックし、リカバリーモードで開きます。
nvram auto-boot=true
再起動すればOKです。