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普通のクラウドエンジニアがTOEIC920点に到達した勉強法とその後の変化

Last updated at Posted at 2021-02-10

この記事の目的

筆者は2019年9月のTOEICで 920点(Listening:495 Reading:425)を取得しました。
そこから約1年経過して感じた変化とメリット、どのように勉強してきたかお話しようと思います。
※個人の経験に基づくためご了承ください.

Overview

  1. 開始時点の英語力(TOEIC 680点)
  2. Over 900点を目指そうと思った理由
  3. Over 900点をするために使った教材
  4. Over 900点をしてから感じる変化
  5. まとめ

1. 開始時点の英語力(TOEIC 680点)

本格的にTOEIC900点を目指そうと考えた当時のスコアは、680点でした。
一般的には、可もなく不可もないスコアだと思います。
もともとは、TORAIZという一昔前に流行したスパルタ式英会話教室に1年ほど通っていたので、どちらかというと会話のほうはそこそこ.といった具合でした。

上記のステータスから、約3ヶ月TOEICだけに集中して勉強をしていきました。
ちなみに、大学生の頃に初めて受けたTOEICのスコアは300点台でしたよ🤭

2. Over 900点を目指そうと思った理由

エンジニアとして英語のドキュメントを読む機会も多く、リーディングの能力を上げたいと思っていました。TOEICは特にリーディングの処理能力がかなり問われる試験なので、うってつけだと思い、TOEICに集中して行こうと思いました。

また当時の自分にとっては、TOEIC800でも「オー!スゲー!」と思っていましたが、せっかく本腰入れて勉強するなら9割超えたいなということで、目標をOver 900に置きました。
豆知識ですが、統計上ではTOEICで900点を超える層は受験者全体の3.6%です。

https://alicemetrics.work/archives/794
TOEIC900点取得者は全体の約4%!人数でいうと3,600人ぐらい!
image.png

ちなみに、TOEICと同じで受験資格が必要ない公認会計士試験の合格率が10%程度だと考えると、結構なハードルですよね。

https://www.tac-school.co.jp/kouza_kaikei/kaikei_cpa/kaikei_contents_difficulty_of_certified_public_accountant_exam.html#:~:text=2019%E5%B9%B411%E6%9C%8815%E6%97%A5(%E9%87%91)%E3%81%AB%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%95%E3%82%8C,%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%9F%E5%90%88%E6%A0%BC%E7%8E%87%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
公認会計士試験の難易度と合格率を徹底解説
image.png

3. Over 900点をするために使った教材(リーディングのみ)

筆者はもともとリスニングは得意だったので、ほぼリーディングに全ブリしてました。
そのため、こちらで紹介できるのはリーディングの教材になります。

単語学習

金フレ・銀フレと呼ばれる有名な著書です。
正直、この2冊をしっかり押さえていればほぼ問題ないと思います!

  • 金のフレーズ(900点超えを目指す人は必須)
    おすすめ度 ★★★★★
  • 銀のフレーズ(600点未満の人はまずはこれから)
    おすすめ度 ★★★★☆

単語学習において重要なのは、問題演習のなかで意味が分からなかった単語を繰り替えし覚えることです。
そうすることで、単語本に登場しないものもこぼさずに学習することができます。そのような単語は実際に演習問題に組み込まれるので、出題頻度も高いと言えます。
私の学習経験上では、上記2冊と不明単語をしっかり抑えるだけで十分でした。

文法強化

  • TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問
  • おすすめ度 ★★★★★

かなりおすすめです。これ1冊を4周しました。
結構ボリューミーですが、この問題集を理解できるようになるとpart5の文法問題はほぼ問題ないと思います。
文法問題のpart5は、25問/30問の正解率がないとOver 900は正直厳しいです。part5が得意になることはpart6, part7の長文問題の読解速度向上にもつながるので、やっておいて損はないです!
ボリューミーで大変ですが、おすすめです!!

  • 1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
  • おすすめ度 ★★★☆☆

コンパクトで電車のなかでも勉強できるライトな問題集です。
スキマ時間でちょこちょこで学習できるのでおすすめです!

本番演習

  • 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 1 ~ 6
  • おすすめ度 ★★★★★

多くの人が語っていますが、公式問題集より優れた問題集は無いと思います。
実は、TOEICのリーディング問題の何割かは過去問から出題されることがあるので、公式問題集に慣れておくだけで解けてしまう問題もあります!

公式問題集を何周かすると答えを覚えてしまうので、必ず時間は計って200問を通しで解きましょう。
本番当日は緊張しているので、演習時よりも時間が足りなくなる傾向があります。
慣れておく意味でも非常に重要です。
受験当日の一週間前は、公式問題集を時間計測しながら解くことを強くおすすめします。

4. Over 900点をしてから感じる変化

内的変化外的変化に大別すると、以下の変化があったように思います。

内的変化(3つ)

  • 英語が得意だと自信を持って言えるようになった!(スピーキング除く)

    • Over 900はTOEIC受験者の上位3%です。胸を張って英語が得意だと言えますよね。ただし、TOEICリスニングとリーディングの試験なので、スピーキング能力は向上しないと思っておいたほうが良いです。
  • やればできる!という感覚が身につき、技術研鑽など英語以外での学習にも積極的になれるようになった

    • 一つ突き抜けることができると、他ジャンルの勉強でも自信を持って取り組むことができます。まさに、やればできるじゃん!を体得した感覚です。
  • 英語の技術資料を読むスピードが上がった

    • エンジニアあるあるだと思いますが、大概の技術資料は英語で書かれていることが多いですよね。(StackOverFlowなど...)Google翻訳をかけずともスラスラと読めるようになったので、変な日本語で理解する必要がなく、技術的問題の解決スピードが向上しました。TOEICの文法問題は本当に時間が足りないので、精度高く速読する能力がかなり鍛えられます。英語の文献を読む機会が多いエンジニアは、読解力を高めておいて損は必ずないはずですよ!

外的変化(2つ)

  • Linkedinで外資企業からのスカウトが増える

    • 当たり前ですが、英語を話せると外資で働けるチャンスが増えるので、明らかにスカウトが増えましたね!英語を使いたい人は、能力証明としてTOEICのスコアを保持しておくと、多くのチャンスが訪れるようになります
  • 英語が得意な人だと認識される

    • 1つ目と繋がりますが、Over 900するとxxさんは英語が得意な人というレッテルが良くも悪くもはられます。そのイメージを持たれると周りの期待を裏切らないように更に努力するようになりました。

5. まとめ

結論、やって本当良かったです!
TOEICは難易度の割に知名度が高く、かなりコスパが高い資格です。
それだけではなく、実務に生かせる要素もたくさんあります。
例えばエンジニアなら英語ドキュメントを読む速度が格段に上がります。
StackOverFlowの投稿文なんて、TOEIC鬼門のpart7の長文と比べたら制限時間もないし本当簡単に感じるようになりますよ!
なんとなくスゲーと思われるし、実務にも役立つし恩恵エグいです!

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自己満足で書きましたが、見知らぬ誰かのお役に立てればと思います!

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