2016-11-30/2016-2016-12-02に行われたAWS re:Invent 2016のKeynote Day 2で発表されたAmazon Pinpointについて簡単に解説します。
Amazon Pinpoint
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https://aws.amazon.com/pinpoint/
- 日本語の情報はなし(2016年12月現在)
- Amazon Web Servicesの1機能
Concept
- Understand User Behavior
- Create Targeted Campaigns
- Measure Results
今日のモバイルユーザのエンゲージメント
- モバイルアプリCPA: 2.74USD (300円)
- リテンション維持が大変&重要
何ができるか
- エンゲージメント計測
- ユーザベースのセグメント
- カスタムメッセージの作成
PDCA大事
- セグメントとターゲット
- メッセージとエンゲージ
- 改善点の評価
- ユーザ行動の評価
Amazon Pinpointの機能
- ターゲットされたモバイルプッシュ通知と高速配信
- スケジュールされたキャンペーンや繰り返しのキャンペーン
- キャンペーンとアプリケーション分析
- A/Bテストとホールド・アウトテスト
- Quietタイムとメッセージ制限
- リッチな通知: スタンダード通知とサイレント通知
- カスタムイベントとカスタム属性
- カスタム分析のためのS3自動エクスポート
- セグメント分析とファネル分析
マーケッターにも優しいUI
デベロッパーだけでなく、マーケッターにも優しい。
- リッチなコンソール体験
- リッチメディア通知の作成
- 動的なユーザセグメンテーション
- A/Bテストとホールドアウトテスト
デモ
ユーザ側(デモではiOSアプリ)
- カスタムイベントをPinpoint側に送出できる
- ユーザ属性の設定が可能
AWSマネジメントコンソール側
グローバルメニューから分かりやすいUIを提供。
- アナリティクス
- ユーザエンゲージメント
- DAU
- ヒートマップ
- キャンペーン
- キャンペーンの履歴
- A/Bテスト
- 開封率
- デモグラフィックデータ
- アプリのプラットフォーム(iOS, Android)(グラフ化)
- アプリのバージョン(グラフ化)
- 端末のモデル(グラフ化)
- 端末のメーカー(グラフ化)
- カスタム属性(グラフ化)
- イベント
- カスタムイベントを可視化
- ユーザエンゲージメント
- セグメント
- 複雑なセグメンテーションを実行し、送信ができる
- キャンペーン
- 全体送信 or A/Bテスト
- 即時で送る
- 時間指定
- weekly/monthly
- マネジメント
- 設定など
スペック
- 100万通/1分間
- 1500カスタムイベント
- 40カスタム属性
- 4分間で100万件の既存データをインポート可能(他のシステムからの移行が可能)
価格
低価格で柔軟な価格設定
- $1.00: 100万メッセージ送信
- $1.00: 100万イベント受信
- $0.0012: 1ヶ月ごとのターゲッティッドユーザごと
まとめ
元々AWSではこれまでも3年以上にわたりSNS Mobile Pushを提供していたわけですが、
Microsoft AzureでもMobile Notification Hubsが出ていたり、Google CloudがFirebaseを買収していたりというところで激化する中、非常に強力で魅力的なソリューションを提供してきたように思います。
最後に
次回のre:Inventは 2017-11-27/2017-12-01となります。忘れずに参加しましょう。
本記事は2016-12-07に行われたAWS re:Invent 2016 Serverless Follow UpでのAWSJ SAの@shimy_netさんによる発表がベースとなっています。ありがとうございます。