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Oracle Analytics Cloud Classic: セマンティックモデラー(Semantic Modeler)を試す。物理レイヤーをつくってみる

Last updated at Posted at 2023-02-02

はじめに

Oracle Analytics Cloud Classic: セマンティックモデラーでは、物理レイヤー、論理レイヤー、プレゼンテーション・レイヤーの順番で構築していきます。
とっかかりとして、物理レイヤーを作成するところからはじめていきます。
image.png

記事記載時のOAC ver:Jan 2023 Update

前提

セマンティックモデラーとは何かというのがぼんやりとわかっている。
Autonomous Dataware Warehouseの接続をしたことがある。ウォレットファイルがある。

物理レイヤーとは

OACのマニュアル"Oracle Analytics Cloudでのセマンティック・モデルの構築"には、
「セマンティック・モデルの物理レイヤーには、ビジュアライゼーションおよびレポート用のデータを提供するバックエンド・データ・ソースの物理データ構造を表すオブジェクトが含まれます。」とあります。
どこにある、どのデータベースのどの表を利用するか。についてセットするのが物理レイヤーです。

手順は以下です。
・どこにある、どのデータベースにどのデータベースユーザーでアクセスするかについて、"接続"を作成します。
・どの表を利用するかについて、物理レイヤーに取り込みます。

接続を作成する

接続を作成します。左上部の接続タブをクリックします。作成アイコン+をクリックします。接続の作成をクリックします。
image.png

セマンティックモデラーで対応しているデータストアの接続タイプが表示されます。Oracle Autonomous Data Warehouseをクリックします。
image.png

クライアント資格証明で、ウォレットファイルを選択します。接続名を入力します。データベースユーザーのユーザー名、パスワードを入力します。
"システム接続"をチェックします。システム接続は必ずチェックします。
保存をクリックします。
image.png

保存後、作成した接続が表示されます・
image.png

接続できないときには、以下のような"接続の保存に失敗しました。"と表示されます。Autonomous Dataware Houseが正常に稼働しているか等確認します。
{4b1e6cb8-df13-5e8d-8279-0d214f3b80db}.tmp.png

表を物理レイヤーに取り込む

左部上段の"物理レイヤー"タブをクリックします。表示されているデータベース"MyDatabase"をダブルクリックします。
image.png

表定義を取り込みます。左部上段の"接続"タブをクリックします。作成した接続で、スキーマの左の▲をクリックします。データベースユーザーがリストされます。SHJPの左の▲をクリックし、表の一覧を表示します。
image.png

SHJPの表で、取り込む対象の表をMyDatabaseの表のところにドラッグし、ドロップします。PRODUCTS、SALES、TIMESを選択します。複数選択する際は、Ctrlキーを押しながらクリックします。PRODUCTS、SALES、TIMESをドラッグし、ドロップします。
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

"関連表の追加"が表示されます。そのままチェックせずに追加をクリックします。
image.png

表のSHJPの左の▲をクリックします。取り込んだ表が表示されます。
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

結合のところを確認します。データベースで表に外部キー制約が設定されている場合は、自動で結合も取り込まれます。結合関係が設定されていない場合は、結合+をクリックし、結合関係を設定します。
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

結合をダブルクリックすると、結合条件が確認できます。保存をクリックします。
image.png

物理レイヤーをつくる際には、接続を作成し、表を取り込み、結合を設定するという作業を行います。表を取り込むことにより、データベースの表の定義情報が取り込まれます。

その他、物理レイヤーですべきこととしては、表のキャッシュ設定、別名の利用などがあります。用途や要件によって、適宜設定します。

以上

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