はじめに
Oracle Analytics Cloud : データセットで、データベースの表のデータアクセスの設定を"自動キャッシュ"にしたとき、レポートを実行したとき、データセットがOACのキャッシュに存在していればキャッシュを利用します。
設定でデータアクセスを"ライブ"にしているとデータベースにデータをとりにいきますが、"自動キャッシュ"にしているとOACにキャッシュされたデータを利用するので、すぐに結果を返すこともできます。いちいちデータベースに問い合わせをしないのでデータベースへの負荷も減らすことができます。
前提
・データセットを作成したことがある
・開発者メニューを設定したことがある
"拡張"をクリック、"開発者オプションの有効化"をON(右側にツマミを移動)し、保存します。
"自動キャッシュ"のデータセットの用意
データセットを作成し、データアクセスを"自動キャッシュ"設定にします。
PRODUCTS表をデータセットに追加します。"PRODUCTS"を右クリックし、右クリックメニューから"定義の編集"をクリックします。
名前を付けて保存します。PRODUCTS_CACHEと入力し、OKをクリックします。
データアクセスが表示されていないことがあります。その場合は、ウィンドウの右真ん中あたりにマウスカーソルを移動すると、"展開"のツマミがあり、それをクリックすると、表示されます。
ワークブックを作成する
PRODUCTS_CACHEのデータセットを使ってワークブックを作成します。
PRODUCTS_CACHEデータセットを開き、"ワークブックの作成"をクリックします。
列を選択します。Ctrlキー+列で複数列を選択できます。PROD_ID、PROD_NAMEを選択し、右の空白部分"キャンバス"にドロップします
"動き"をみてみる
開発者ウィンドウを開きます。
右上部の「・・・(縦)」メニューをクリックします。"開発者"をクリックします。
"実行ログ"タブをクリックします。下部までスクロールすると、データベースに発行されたSQLが表示されますが"自動キャッシュ"設定の場合は、物理SQLが表示されません。
"サマリー"タブをクリックします。
"問合せ時間"で、物理問合せの実行にかかった時間は0.00です。
以上