※この記事では音響合成プログラミング環境&言語のSuperColliderについて書いています。
※この記事ではMacOS版のSCを使っています。
※文中SuperColliderをSCまたはスパコと略しています。
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3 IDEのステータスバーと隠された機能
SC IDEの右下にはアルファベットと数値が小さく横に並んでいます。これはインタプリタとサーバーの状態を表しているステータスバーです。
Interpreter : Active または Inactive
Server:各パラメータの数値
インタプリタは、SC IDEを開いたときに自動に起動するので、Interpreterの文字の横には「Active」が緑色で表示されている必要があります。「Inactive」になっている場合は、何らかの問題がありSCをコンパイルできていない可能性があります。クラスの拡張ファイルのインストールに失敗しているなど、postウィンドウに表示されているエラーメッセージを読み、そしてググり問題を解決してください。もし解決できない場合は、SCの公式メーリングリストやFacebookのグループ(どちらも英語)、またはSuperCollider名古屋勉強会のメンバーに尋ねてみましょう。
サーバーのパラメータは、左から、使用しているCPUのピーク(%) 、平均値(%)、サーバーのユニットジェネレータ(u)、シンス(s)、グループ(g)、SynthDef(d)の数です。ループ処理や使用済みの不要なシンスを削除していない場合にこれらの値が増え続け、最終的にクラッシュしてしまう場合がありますので、値を確認しながら作業をすると良いでしょう。
サーバーの状態はパラメータの色で判断します。
白色:サーバーが起動していない状態
緑色:サーバーが起動している状態
黄色:サーバーからの応答がないなど、エラーの状態
隠された便利な機能
それぞれのパラメータが表示されている部分をクリックすると、インタプリタやサーバーについての便利なコマンドを表示することができます。インタプリタを再起動したり、サーバー内のノードの状態を取得したり、レベルメータの表示、出力音声の録音、ミュート、またマスター音量の変更ができます。詳しい使い方はここでは説明しませんが、覚えておくと役立つときがくるでしょう。