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半年間自動テストを利用して開発してみた感想

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はじめに

以前自動テストの記事(自動テストの意義について考える)を投稿しました。
それから半年以上、自動テストを利用した開発を進めてきたため、今、どう思っているのかについて書いてみようと思います。

自動テストは必要か否か

自信を持って必要だと言い切ることができると感じています。
失うことより得ることが圧倒的に多いと感じているため、特にプロジェクトのスタートアップ時期において自動テストを利用しないという選択肢を取ることはほぼないのではないかなと。
ただ、既に運用・保守を開始しているようなプロジェクトなど、一部のケースではそこまで有用ではない可能性もあると感じています。

スタートアップ時期において有用と考える理由

  1. 積極的にロジックの変更を行うことができる
  2. 言語バージョンアップによる影響の検証を簡単に行うことができる

スタートアップ時期においては、特にプログラムや言語バージョンアップに対する変更リスクと戦っていくことになると考えています。
いかに柔軟に変更可能であるか、言語バージョンアップによる影響を簡単に把握できるか、という部分が最終的な開発スピードに大きく影響を及ぼしてくる。
自動テストを書いておくだけで、これらの影響の把握が簡単に行えるということは、非常に大きなメリットであると考えています。

運用・保守を開始しているサービスにおいて有用でない可能性がある理由

  1. 変更が入る可能性が低い部分に対してかけるコスト

運用・保守を開始しているサービスにおいては、上記のコストをどうみるか?が非常に重要になってくると思います。
サービスの8割の機能に変更が入らないものについて、すべての機能に対する自動テストを書く必要があるのか?という点においては、今後のサービスの展開などを考えて慎重に判断したほうが良いと思います。
変更が多い箇所のみに絞ってテストを記載するという方法もあると思うので、まずはなんのために自動テストを書くのか?という部分をしっかり意識しながら行うと良いかなと。
もちろん、時間をかけて全機能に対するテストを書く価値があると判断できるのであれば、書くに越したことはないと考えてます。

おわりに

思っていた以上に、自動テストによる恩恵は大きく、個人的にはもう自動テストを書かないという選択肢はないぐらいになっています。
どのレベルまでテストを書くのか?など、まだまだ課題は多くあるので、そのあたりに関しては今後も模索していければと思っています。

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