この記事はBBSakuraNetworksアドベントカレンダー2023の13日目の記事です。
はじめに
去年のアドカレではキーボードの話をしたんで、今回はPCのことでも書こうかなと思った次第。
技術系のネタを書こうかと思ったんですけど、アドカレは気楽に書きたくてこのネタにしました。
ついこの前、いま作ってるサービスの技術まわりのことを書いたりしてるんで、こっちもよかったら見てください。
動作環境
※2023年12月時点
- ラップトップ: MacBook Pro(14インチ、2021)
- OS: macOS Sonoma14
- 筆者の業務内で触るリソース環境:
- ローカルでの開発環境
- Linux環境
- ネットワーク機器環境
- メガクラウドのマネジメントコンソール環境
- Webブラウザ経由で使えるOfficeツール事務環境
- その他道具類
- 自宅ではモニターディスプレイ(27インチくらい?)を1つ、カフェとかではラップトップだけで作業
- キーボード、アームレスト、マウス
macOSの設定詳細
大きく4つの項目に分けて説明します。
1. ”フルスクリーン”と”Mission Control”を駆使しよう!
自分は”フルスクリーン”を使うことを前提とした使い方をしています。
これを使うにあたって重要になるのが、”Mission Control”です。
”Mission Control”の画面を表示させると、OS上で今動かしているアプリを綺麗に表示してくれます。
そしてこれの良いところは、以下になります。
これを駆使することで、ラップトップみたいな小さい画面での業務環境でも、複数のアプリを可能な限り広いスペースで利用することができます。デスクトップがアプリでグチャってるときも、いい感じに見やすく表示して取り出せるのでオススメです!
フルスクリーン環境の使い勝手をよくする設定
既存のショートカットや設定でもいいですが、少し使い勝手が悪いところがあるので、設定をいじっていきます。
システム環境設定
フルスクリーン側で今の文字入力のモードや、時計表示が見たいので以下変更
- システム環境設定 > Dockとメニューバー
- メニューバー
- ディスプレイにメニューバーを自動的に表示/非表示
- OFF
- フルスクリーンにメニューバーを自動的に表示/非表示
- OFF
- ディスプレイにメニューバーを自動的に表示/非表示
- メニューバー
ショートカットを
Command
軸にした設定に統一したいので以下変更
- システム環境設定 > キーボード > ショートカット > Mission Control
- 左の操作スペースに移動(デフォルト:
Ctrl + ←
)Command + ←
- 右の操作スペースに移動(デフォルト:
Ctrl + →
)Command + →
- 左の操作スペースに移動(デフォルト:
マウス操作時も”Mission Control”がすぐ出せるように変更
色々試した結果、この運用に落ち着きました。
”Mission Control”を出す手段は、タッチパッドでの三本指の上ジェスチャー
or Command + ↑
or マウスの中ボタン
という、どの作業シチュエーションからでもアクセスできるようにしてます。超便利!
また”フルスクリーン”は拡張ディスプレイ利用時、それぞれのディスプレイで個別に有効です。複数ディスプレイ内でスペースを切り替えながら作業するうえで”Mission Control”はとてもよくできた仕組みだと思いました。
2. その他細かい設定・ショートカットを見直そう!
こっからは、よりMacOSを使いやすくする設定をしていきます。
MacBookを使う上では結構鉄板の設定かもですが、まとめて見ました。
- F1,F2のファンクションキーの反転
- システム環境設定 > キーボード > "F1,F2などのキーを〜"の項目にチェック
- 画面ロックのショートカット
- デフォルトは
command + control + Q
らしいが、Windowライクな使い方に慣れてるのもあって変更 - システム環境設定 > キーボード > ショートカット > アプリケーション
- +ボタンから追加
- メニュータイトル: "画面をロック"を入力
- キーボードショートカット:
Control + L
を入力
- +ボタンから追加
- デフォルトは
- CapsLockをCtrlボタン化する
- システム環境設定 > キーボード > 修飾キー >
CapsLock
キーをControl
に変更 - エンジニア鉄板のHHKB式設定、ここ1,2年前くらいからこの設定にしてますがめっちゃ便利です。
- システム環境設定 > キーボード > 修飾キー >
- トラックパッドでタップ時にドラッグ無効化
- ブラウザのタブとかで引っかかりを防ぐため
- ちゃんとクリック長押しのドラッグは使えるのでご安心を
- PCを閉じてもスリープ化しないようにする
- ターミナルで以下実行、これでちょっとしたことで画面を閉じても、勝手にスリープしません
sudo pmset -a disablesleep 1
- ターミナルで以下実行、これでちょっとしたことで画面を閉じても、勝手にスリープしません
最低限この辺の設定をしておくと快適になるかと思います。あとは好みで色々ショートカットとか設定しておくといいと思います。
3. 操作するときに覚えておこう!
ファイルやアプリ起動を扱う場合
- デスクトップ上のファイルや、PCにインストールしたアプリへのアクセスは、アイコン画像が並ぶGUI画面ではなく、”Finder”からアクセスしよう
- 名前でソートされてるし、表示情報も多いし、操作を統一しとくと便利
- もちろん"Spotlight"等の検索ツールを用いた方法も使い分けできると良い
画面キャプチャ系
- 選択式の画面キャプチャ
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Command + Shift + 4
- 【ここ重要!】この後のキャプチャ範囲をドラッグしながら選ぶとき、Ctrlを押しながらドラッグを解除(離す)と、ファイル形式のスクリーンショットではなく「クリップボードへのコピー」になります
- クリップボードへのコピーの場合、そのままSlackに貼り付けられます、いちいちファイルのアップロード操作とか、ファイルのゴミ消し操作が不要になる
- 作業時のログ取りとかで画面キャプチャを使う人にはとってもおすすめです
- 【ここ重要!】この後のキャプチャ範囲をドラッグしながら選ぶとき、Ctrlを押しながらドラッグを解除(離す)と、ファイル形式のスクリーンショットではなく「クリップボードへのコピー」になります
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- 画面の操作録画&手軽にMP4化
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Command + Shift + 5
- 手軽に操作を録画できる、録画を停止するときも同じショートカット
- ファイル形式は.movファイル、slackとかならこの形式のまま貼り付けできるので、メンバーにバグ報告とかする時に便利です
- 動画ファイルの形式をMP4に変更
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4. 使いやすいアプリを使おう!
色々探して自分好みのアプリを入れればOKなんですが、知っとくと便利なやつをさらっと書いときます。
- Homebrew
- MacOSでパッケージ管理できるツール、便利
- iTerm2
- ターミナル、自分はこれ
- アプリ内のホットキー設定でCtrl(Capslockの物理ボタン)を2回素早く押すと立ち上がるようにすると便利
- Karabiner-Elements
- キーボードとかマウスのショートカットを設定できる、便利
- Clibor
- コピーの履歴化、定型文の設定化、ができる、便利
- zsh
- shellなんでアプリとは違うけど、それなりにいじって使ってる、zsh
- .zshrc設定をこだわり出すと結構沼、、、
- 忘れやすいコマンドとかよく使うコマンドは、alias登録してる
-
alias show-ip-route='netstat -rn'
とか
-
まとめ
自分が長い時間費やすことになるようなものは、最適化する価値が高いと思ってます。
PC環境もその一つだと思うんで、色々使いやすくして”楽”しましょう!!!