17. ラズパイの作りこみTips
この記事はFPVドローン ラップ計測システム【RotorHazard】をRaspberry Piで作成するにあたってのTipsをまとめたものです。ですが一般的なラズパイ構築方法としても参考になるかと思いますので、ぜひご活用ください。
17-1. ソフトウェアインストールのおまじない
ここの章は…Linux系サーバの作りこみとほぼ一緒かとw
ワイがわざわざTipsとして書くのもオコガマシイところではありますが、自分メモも含めて書き残していければと思っています。下記はDebian系ディストリビューションのお約束の呪文ということで覚えておいてもらえればと思います。ソフトウェア更新をするようなことがある場合には必ず叩きましょう。
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt autoremove
【 autoremove 】 は、ソフトのバージョンアップ等で必要がなくなった関連ソフトウェアやライブラリが出てきた際に消し込むコマンドで、apt update もしくは apt upgrade をした場合に削除指示として autoremove を別途するように指示が出ますので、そのタイミングで叩くぐらいの気持ちで問題ありません。これらの呪文の意味や詳しい内容に関しては、Ubuntu等の設定Tipsのブログや関連サイトにも細かく書いてあるかと思いますので、こんな説明で今回は割愛するっすー。
17-2. 日本語環境のチェック
現在の Raspberry Pi OS ではかなり日本語化がしっかりしているため、そこまで意識しなくても良いかもしれませんが、64ビット版に関してちょっと気になったので一応書き残しておきます。
echo $LANG
locale
ここで jp_JP.UTF-8 と出力されているならば問題ないものと思います。ちょっとハマったこととしては、ワイ自身Ubuntuを作業用として普通に使っているのですが、最後のUTF-8のハイフンなしが当然と思っていました。ですがラズパイ先生は 【 ハイフンあり 】 ですと!今後、ハイフンあり!であることを意識して生きていこうと決心しましたwww
そして、せっかくなのでマニュアル関連も日本語をインストールしておきます。
sudo apt install manpages-ja manpages-ja-dev
17-3. あれれ?日本語入力は入っていないんでしたっけ?
もしかしたら、Fullには日本語入力関連はちゃんと入っているかもしれませんが、標準版(デスクトップ版)は Fcitx & Mozc が入っていないのに気付きました。そういうもんなんですかね?っということでメモ等で日本語は使うシチュエーションあるかと思いますので、これはインストールしておきます。
sudo apt update
sudo apt install fcitx-mozc -y
テキストエディタ(Mosepad)を開いて、正常に日本語が入力・変換できるかをご確認ください。下記サイトが非常に丁寧なナレッジ記載がありました。
17-4. 要らないソフトウェアをアンインストール
こちらに関してはわざわざ実施しなくても良いのですが、Debian系ディストリビューションでのソフトウェアのアンインストールはどうやるの?という参考程度に書いておきますー。
今回は標準で入っているプログラム言語開発アプリである Thonny、Geany は、ワイはまったく利用しないつもりなので削除してしまおうと思います。
sudo apt update
sudo apt remove thonny
sudo apt remove geany
17-5. タスクバーのカスタマイズ (CPU温度、CPU&メモリ使用率の表示)
良く、Windowsではタスクバーの常駐トレイにCPUやメモリの負荷表示や温度表示をさせるカスタムとかが昔からありますよね?ワイも当たり前のように仕込んでいます。これをラズパイで同じように実施する方法です。
かと言って、他ソフトウェアをわざわざインストールする必要はなく、設定のみで実施ができますので、せっかくなので仕込んでおきたいと思います。
実施している内容は、マルっとここに書いてある方法になります。
やりたいことは必要なパネルの中に項目を追加して、表示順番を入れ替える…というだけの簡単なものです。
こんな感じでCPU温度、CPUとメモリの使用率を表示させます。まあマジでお好みっすw
ラズパイ構築編のつづきはこちら