14. ラズパイを使った専用機の作成
この記事はFPVドローン ラップ計測システム【RotorHazard】をRaspberry Piで作成するにあたってのTipsをまとめたものです。ですが一般的なラズパイ構築方法としても参考になるかと思いますので、ぜひご活用ください。
14-1. RotorHazard ラズパイ版を作成するにあたって…
えー。ちょっとここからは、忘れないように順番がきっちりしているか?は怪しいのですが、少し鮮度があるうちに?書き連ねていければと思っています。
RotorHazardは、実は機能がONになっていないと画面が出てこないという問題がちょっとあったりします。例えば温度関連センサーだったり、LED関連項目だったりと関連項目やメニューも見る事はできないのです。その為に翻訳をより精度良く仕上げるには…PC版だけでなくラズパイ版をも手をかけないといけないかな?と思っていました。
そんな時に『RotorHazard PCB1.2基板を送りましょうか?ハンダも得意でないとの事で完成品をお送りしますよー。(RX5808モジュールは4つほど、代替で郵送いただければ問題ないっす)』とninjaMoonLight さんからのお声掛けがっ!
※こちらがRotorHazard専用設計基板の1つ RH PCB rev.1.2。1枚で4つのRX5808モジュール、最大2段積みによる8波同時処理が可能になるアイテムでGitHubにてデータ公開しています。欲しい方は、既にRotorHazardを自作されている方々にお問い合わせいただくと、もしかしたら手元にご自身で発注された際の在庫(余り)があるかもしれません。(実は中国の某PCBオーダーショップさんでオーダーしますと、5枚までお値段変わらずとなる為)
おぉぉ!一番難易度の高い…その部分を完成品で仕上げてくれるなんて、私にとっては天から何かを求められているのかしら?と思いw(うぬぼれ?) ちょっと甘えさせてもらって、今回PCB1.2基板(完成版)を手に入れる事となりました。
ですが、それを動かすラズパイを手に入れなければ…。
ヤフオク等ちょっとさまよってみたものの、ちょうど時期が悪いせいか?良品と感じるものを見つける事ができず、またラズパイ4の新品は高いし、先日発売されたラズパイ5の新品となると、Intel N100 ミニPCが買えてしまうのではないか?という高価なものであまりラズパイでやる価値を見出せず…。
そんな時にちょっと思い出したのです!
RotorHazard日本語化を実施するにあたり、最初にきっかけをいただきました Yanazoo さんには以前、『もしラズパイ使うようであればお声掛けください。手元にだぶらせているものがありますのでー』とお話していたのを思い出しました。そこでご連絡。日本語関連開発に是非お使いください!とありがたいお言葉ぁぁ!結果として無償で提供いただける事となりました。マジでありがたい限りです。
こんな形で皆様から応援されたのもあり、今後RotorHazardを何か進める上での手引きになればとラズパイ関連Tipsを書き残しておきます。
14-2. まずはラズパイを動かす上で、色々な準備を!
皆さん、Raspberry Piってご存じっすかね?ここでは背景や歴史的な内容、機器のグレードやスペック等に関しては割愛致します。今回 Yanazoo さんよりご提供を受けたのは Raspberry Pi 3B となります。世間では 3B+ がバカ売れし、これぞラズパイのような代名詞のモデルがありましたが、それの1つ前のものになります。ですが今回はこれで全然十分、もしかしたら個人利用であれば2Bシリーズでも良いかも知れませんね。
- Raspberry Pi 3B
- SanDisk Ultra 16GB microSD
- 転がっているUSBキーボード&マウス
- HDMIケーブル+ディスプレイ
- microUSBタイプ電源
何も考えずに利用するならば、microSDカードは32GBがあれば幸せになれると思います。でも何か特殊なことをせずとも16GBでも問題はないものと考えます。それよりも…microSDカードは読み書きが頻繁に起きても大丈夫な高耐久性が謳われているものを是非用意したいところです。私もそこまで気を遣わずとも良いかと最初は思っていたのですが、別件でリアルお仕事に携わっている別拠点のヒトから『ラズパイのmicroSDは、油断すると1ヶ月ぐらいで壊れちゃうパターンあるのでお気をつけて』なんてアドバイスをもらっちゃったのもあり、我が家で一番安心安全?なSanDisk Ultraを使う事としました。
※否、買ってくれば良いのかもしれませんがwww
っと前振りを少し書きましたが、次から色々とラズパイ構築レシピを書いていこうと思います。
ラズパイ構築編のつづきはこちら