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FPVドローン ラップ計測システム【RotorHazard】を作っちゃおう ~その2~

Last updated at Posted at 2024-03-30

3. 構築の環境を作っていくよ

まず最初にRotorHazardを日本語化するにあたって、アプリケーション的に中身を覗くことから始めないとな~と思い、PCでのアプリケーション開発環境の準備を進めました。

RotorHazard本家サイトからZipファイルをダウンロード

どうせ日本語化をするならば最新版!とは思っていたのですが、GitHubの開発進行を確認してみると、GitHub側である程度ベータ版(beta)をリリースしてから正規リリース版(Stable)を出しているのがわかりました。
ワイがいじり出した時点でのベータ版はv4.1.0-beta1、記事を記載している時点でbeta2ですが、まあその時の最新版はまずチェキしてみてください。(特にRaspberry Pi5を使いたいような方は、v4.1系じゃないと対応できませんのでご注意ください) 実際にドローンレースの運営として本格的な利用を考えている場合には正規リリース版ですかね?

ここいらをクリックして、PCにダウンロードしてください。

Qiita-RH02.png

解凍場所は、そこまで制限があるものではないのですがPythonプログラムをサービスとして起動するので、システム上わかりやすいところの方が良いと思います。私はあえて下記のように C:¥ 以下に配置しちゃいますよw。また、フォルダ名称は少し短く RotorHazard-4.1.0-beta2 ⇒ RotorHazard-4.1.0-b2 へ省略しました。
バージョン管理しないのであれば C:¥RotorHazard とかの決め打ちでも良いと思います。

Qiita-RH03.png

Arduino IDE

Arduino Nanoにプログラムをぶち込むための編集&書き込みツール。今ではMicrosoft VSCodeでも同様のことはできるのですが、物理的にArduino Nanoを取り扱うのは初めてなので、あまり一足飛びに行わず、基本からお勉強のつもりでこちらを用意。以前は無線機(リグ)とかを修正したりするのに使用したりM5Stackなロボ、スタックチャンを構築したりするのにもちょろっとやっていたので…まあご紹介ということで。

Qiita-RH04.png

最初はメールアドレスを用いた初期登録が必要とは思いますが、そこはよしなに。
WindowsやmacOSでは特に悩む部分はないものと思います。

USB-仮想シリアル(COM)ポートドライバ

ワイがアリエクさんから仕入れたArduino Nano互換機(ジェネリック)なブツは、USB-C接続のチップは CH430C が使用されていました。アリエクの販売元サイトにもリンクあったりしますが、チップの本家さんは下記かと思います。(多分同じかな?) こちらも事前にインストールしておきましょう。

正しく認識すると、Windows10では下記のように認識されると思います。ワイのこのPCは作り直ししたばかりなので、他の仮想COMポートを認識させてませんでしたので COM3、COM4、COM5 のように見えていますが、番号は皆さんのPCの状況によって可変しますしUSBの挿す場所により変わりますのでご注意ください。またこの正常に認識した際、どこのUSBポートに挿したときはいくつ?というのをメモっておきましょう。(後で使用します)

Qiita-RH05.png

4. Python for Windowsのインストール

まずはRspberry Piを使用しない、別OSで動かす手順を下記で確認してください。ここでは Python入れてバージョン確認とかコマンド打って動くこと確認してね? って書いてあるので、Pythonのインストールをしましょうかね。

でも、Pythonってバージョンすごくいっぱいあります。実際に環境や相性により動く/動かないはあるものです。(ソフト屋さん界隈では当たり前なのかもしれませんが)
今回ワイはいくつかのバージョンを確認しましたが、結果的に 【Python 3.11.8】 で稼働することを確認しました。今後本家の方々もチェックして、3.12系でも稼働するように調整するかもしれません。またRaspberry Pi版ではPython 3.9系が利用されていますので、こちらの最終版(3.9.13あたり)でまとめても良いかもです。まあ今回は稼働確認を含めて正常に動く最新バージョンを確認したということでー。

Python for Windowsのインストール

このRotorHazardはプログラム言語 Python で稼働します。そのため事前にこちらが動く環境を作るため、まるっとインストールをしておきましょう。当然Raspberry PiやLinux系とはちょっと違いますが、まあ圧倒的に簡単かと思いますので、キャプチャを眺めて順番に入れていってください。(チェック箇所はお好みですが一応ご確認をお願いします)

Python本家サイトはこちらです。※2024年3月末の時点でPython for Windows 3.12.Xはインストール途中で止まってしまうのが確認されましたので、上記記載のように 3.11.8 もしくは 3.9.13 が無難かと思います

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つづきはこちら

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