はじめに
こんにちは!株式会社マクニカでDatabricksのセールスエンジニアをしているtm_mtaishiです。
Databricksとは?(マクニカ紹介ページ)
Agent Bricksを見てみると、新しく”マルチエージェントスーパーバイザー”が追加されていました。
まだWebページにも記載がないように見受けられるので、最新の機能でしょうか。
Databricks画面上の概要を読むと、Genieをベースとしてデータの可視化だけでなく、幅広くアウトプットを出してくれそうなツールのように見受けられます!
マルチエージェントスーパーバイザーを使用すると、Genie space、他のエージェント、およびツールを組み合わせて、質問に答えたりアクションを実行したりできる強力なエージェントシステムを構築できます。AIの高度な技術を使用してシステムを構築し、フィードバックによって時間の経過とともに改善が行われます。コーディングや複雑な設定は必要ありません。すべての構造化データと非構造化データに関するインサイトを提供したり、プラットフォームを通じてユーザーを支援したりするのに最適です。 Agent BricksではDatabricks Incでホストされているエンドポイントが使用される場合があります。
せっかくなので触ってみました。
サマリ
「マルチエージェントスーパーバイザー」は、データの可視化だけでなく、データの傾向や特徴までも出力してくれるAIエージェントがGUI操作のみで作られる機能でした!
(今回は、データ分析用途のみで使いました!実際は、様々なエージェントと組み合わせることができます。)
データ準備
データは、以下のようなサンプルとして生成したPOSと在庫のデータを使います。
⇓イメージ
エージェントの作成
Agent Bricksの画面にいくと、”マルチエージェントスーパーバイザー”があります。
Buildを押すと、設定画面に遷移します。
ここでは、タイプとしてGenieスペースを選択します。
作成ボタンを押すと、少し時間が経てばエージェントが作成されます。
検証(Playground)
ざっくりと「POSの傾向を教えて」と頼んでみたいと思います。
従来のGenieでは、抽象的な質問の対応は難しかった記憶です。
(具体的な質問には、ばっちり答えてくれます!)
プロンプトを入力して実行すると、まずはざっくりとした質問からリクエストを生成してくれているようです。
また、数表も可視化してくれました。
その下にスクロールすると、期待していたデータの傾向や特徴を分析した結果が出力されています!!
これまでは、GenieのAPIを利用しつつこのようなエージェントを作っていたのですが、ついにGUIのみで作成できるようになりました!
感想
GUIだけで分析エージェントまで作成できるようになり、さらに非エンジニアでも使いやすい機能が出てきました!
まだベータ版なので制限はあるようですが、複数のGenieスペースやエージェントエンドポイントも含められそうなので、もっと触っていきたいと思います!