#ニュース
ウェザーニュースより「トンガでの火山噴火による衝撃波か」という見出しのニュースと気圧変化の映像があった。
トンガでの火山噴火による衝撃波か 日本各地で急激な気圧変化
#計測システム
ESP-01で部屋の湿度を制御するで作成したシステムで、BME280というセンサーで気温、湿度のほか気圧も計測している。BME280の気圧分解能は0.18Pa(=0.0018hPa)、ノイズは1.3Pa(=0.013hPa)ということで微気圧波が届いていれば検出できている可能性があります。
#実際の気圧変化
下記実際の気圧変化です。東京とトンガの距離は7,800kmほどで20時すぎに到着したとのことになっています。
計測地はトンガとの距離9,300km、GMT+8Hrsで音速を1,255km/hとすると、1,500kmにかかる時間は1時間13分であり、20:22(21:22JST)のピーク値が微気圧波の到着時刻と考えられます。(距離間違えてました。下記音速も追記にある1100km/hで再計算しています。)
計測地はトンガとの距離9,100km、GMT+8Hrsで音速を1,100km/hとすると、1,300kmにかかる時間は1時間11分であり、20:22(21:22JST)のピーク値が微気圧波の到着時刻と考えられます。微気圧波は1.5hPaほどでしょうか。
#おわりに
BMP280の性能すごい!
#地球一周後は検出できず(追記)
(追記 2022/01/17)
裏側から一周してくるのは (40,000 - 9,300)/1225 = 25.06hrs後で16日21:30ころ。21時ころにギャップがあるものの気圧が下り元に戻っているのでノイズと考えられる。
20:22で検出したのが一周してくるのは40,000/1225 = 32.65hrs後で17日05:00ころ。こちらは確認できず。
是非ともウェザーニュースのソラテナでの観測結果と比較したいところです。ソラテナならば面で観測しているので通過したことがはっきりします。1週した時間がわかれば、このグラフのどのタイミングなのか捉えられているのかがわかります。公開してくれないかな。
#地球一周後も記録できてるっぽい(再追記)
(追記 2022/01/17)
Weather instruments around southern New England detect Hunga Tonga shockwaveによると、衝撃波は平均速度1100km/hで広がったとのこと。
40,000kmと31,000kmを再計算すると36:22と28:11。1,225km/hで計算したものと比較すると、それぞれ+3:00と+3:43の差となる。
ズレた位置では丁度ピークが確認でき、これが反対側を回ってきた衝撃波と一周した衝撃波と考えられる。