Unityでデータを暗号化・圧縮して保存する

データを保存するUnityパッケージを作ってみた。
オプションで暗号化と圧縮ができる。

UnityDataSerializer

使い方

// set
DataSerializer.SetData ("key", 999);
// get
int data = DataSerializer.GetData<int> ("key");
// ファイルに保存
DataSerializer.Apply ();

という感じで使う。
Applyを呼ぶまではファイルに書き出されないので、適当なタイミングでApplyする。

Serializableのデータなら保存できるので、

[Serializable]
private class Data {
    public int IntVal;
    public string StrVal;
    public Data(int i, string s) {
        IntVal = i;
        StrVal = s;
    }
}

という感じのクラスを作って、

// set
DataSerializer.SetData ("data", new Data(100, "test"));
// get
Data data = DataSerializer.GetData<Data> ("data");

というのもOK。
ListやDictionaryもそのまま保存できる。

暗号化

DataSerializer.EnableEncryption("keyxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx", "ivxxxxxxxxxxxxxx");

予め上記のメソッドで暗号化を有効化した後にSetDataを呼べば、AES-CBCで暗号化されて保存される。

圧縮

DataSerializer.EnableCompression ();

暗号化と同様、上記のメソッドで圧縮を有効化してからSetDataすれば、gzipで圧縮される。
なお、Windows環境には圧縮は未対応。
ちなに圧縮処理は結構遅いので、特に理由が無ければ使わない方が良いかも。。。

その他のメソッド

// SetDataは第３引数をtrueにすると、このデータは即ファイルに書き込む
DataSerializer.SetData ("key", 999, true);

// GetDataは第２引数にデフォルト値を指定可能
int data = DataSerializer.GetData<int> ("key", 10);

// データ削除。第２引数はSetData同様、即ファイル書き込みするか（オプション）
DataSerializer.RemoveData("key", true);

// ファイルから事前ロード
DataSerializer.PreLoad("key1", "key2" /*, key3... */);

やってること

BinaryFormatterでシリアライズして、キー毎にファイルを作って保存する。
保存先は Application.persistentDataPath 配下。
ファイルアクセスを減らすため、キャッシュを経由して読み書きする。
そのため一度読んだデータは次からはキャッシュから読み、
書き込みもApplyするまではキャッシュに書き込むだけ。

以上。