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Kubernetes 1.15: 廃止予定と削除されたもの (Deprecations and Removals)

Last updated at Posted at 2019-07-01

Kubernetes 1.15 の Changelog の Deprecations and Removals, API Changes の内容についてまとめました。

廃止予定と削除されたもの

kubectl

  • v1.14 から廃止予定だった kubectl convert は v1.17 で削除されます
  • v1.14 から廃止予定だった kubectl get--export フラグは、v1.18 で削除されます
  • v1.12 から廃止予定だった kubectl exec--pod/-pフラグは削除されました
  • v1.10 から廃止予定だった kubectl scale job は削除されました (#78445, @soltysh)

kubelet

  • v1.14 から廃止予定だった beta.kubernetes.io/osbeta.kubernetes.io/arch ラベルは v1.18 で削除されます
    • :pencil: v1.14 からは正式版の kubernetes.io/oskubernetes.io/arch ラベルを代わりに利用します
  • v1.14 から廃止予定だった --containerizedフラグは将来のリリースで削除されます
  • cAdvisor の json エンドポイントが削除されました (#78504, @dashpole)

kube-apiserver

  • --enable-logs-handler フラグとログをサーブする機能は廃止予定となり、v1.19 で削除される予定です。
    • :pencil: /logs というエンドポイントで kube-apiserver の /var/log 以下のファイル(ログ)を見ることができた機能です

kube-proxy

  • 廃止予定だった --cleanup-iptables が削除されました (#78344, @aramase)

API

  • v1.19 で Ingress リソースは extensions/v1beta1 からサーブされなくなります。v1.14 から利用できる networking.k8s.io/v1beta1 API に移行してください。既存の永続化されたデータは networking.k8s.io/v1beta1 API からも取得できます
  • v1.16 で NetworkPolicy リソースは extensions/v1beta1 からサーブされなくなります。v1.8 から利用できる networking.k8s.io/v1 API に移行してください。既存の永続されたデータは networking.k8s.io/v1 API から取得できます。
  • v1.16 で PodSecurityPolicy リソースは extensions/v1beta1 API からサーブされなくなります。v1.10 から利用できる policy/v1beta1 API に移行してください。既存の永続されたデータは policy/v1beta1 API から取得できます。
  • v1.16 で DaemonSet, Deprecations, ReplicaSet リソースは extensions/v1beta1, apps/v1beta1, apps/v1beta2 からサーブされなくなります。v1.9 から利用できる apps/v1 API に移行してください。既存の永続されたデータは apps/v1 API から取得できます。
  • v1.17 で PriorityClass リソースは scheduling.k8s.io/v1beta1, scheduling.k8s.io/v1alpha1 からサーブされなくなります。v1.14 から利用できる scheduling.k8s.io/v1 API に移行してください。既存の永続されたデータは scheduling.k8s.io/v1 API から取得できます。
  • v1.14 から廃止予定だった list API の export クエリパラメータは v1.18 で削除されます。
  • events.k8s.io/v1beta1 Event API の series.state フィールドは廃止予定となり、v1.18 で削除されます。

kubeadm

  • 代わりの kubeadm upgrade node によって kubeadm upgrade node configkubeadm upgrade node experimental-control-plane コマンドが 廃止予定となり将来のリリースで削除されます。(#78408, @fabriziopandini)
  • 代わりの --control-plane によって --experimental-control-plane は廃止予定となりました。代わりの --upload-certs によって --experimental-upload-certs は廃止予定となりました。(#78452, @fabriziopandini)
  • kubeadm config upload が 廃止予定となり、代替が graduated となりました。代わりに kubeadm init phase upload-config を利用してください. (#77946, @Klaven)

その他

以下の機能は GA となりました。関連する feature gates は廃止予定となり v1.17 で削除されます。

  • GCERegionalPersistentDisk

API の変更

  • CRD は x-kubernetes-int-or-string をサポートするようになり、CustomResources で IntOrString 型を扱えるようになりました。(#78815, @sttts)
  • kubeadm に v1beta2 のコンフィグフォーマットが導入されました。(#76710, @rosti)
  • PartialObjectMetadata に対するリソースの list リクエストが、resourceVersion や continue token のような metadata を正しく返すようになりました。 (#75971, @smarterclayton)
  • KEP で定義されていた、CustomResourceDefinition の Structural Schema の違反をリストする NonStructuralSchema という状態が追加されました。CRD の作者は将来の CRD 機能に対応するためにスキーマの検証を structural に更新する必要があります。(#77207, @sttts)
  • meta.k8s.io/v1beta1 Table と PartialObjectMetadataが v1 に昇格しました (#77136, @smarterclayton)
  • 厳格な ARP の sysctl 設定 を制御する --ipvs-strict-arp というフラグが導入されました。既存の振る舞いを変更しないためデフォルトは false になります。この ARP の設定は 1.13.0 から有効になっていましたが一部の CNI プラグインに影響を与えていました (#75295, @lbernail)
    • :pencil: 有効にすると arp_ignore が 1、arp_announce が 2 に設定されます
  • CRD の検証スキーマでは metadata フィールドは namegenerateName を除いて指定すべきではありません。そのため、metadata をその他の値で指定していた場合、スキーマは structural とみなされなくなります。(#77653, @sttts)
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