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Aurora MySQL 2 → 3 へのアップグレード

Last updated at Posted at 2024-07-06

Aurora MySQL 2 のサポート終了

2024/10/31 を以って Aurora MySQL 2(MySQL 5.7互換)のサポートが終了します。

次Verの Aurora MySQL 3(MySQL 8.0互換)へのアップグレードを実施していきます。
以下、基本的にAWSコンソール上からの操作です。

なお、Serverless v1 も同様に期限が迫っています。以下ご参考まで。

準備

パラメータグループ

Aurora 3用のパラメータグループを作成後、Aurora 2のパラメータグループと比較して、必要な箇所を変更します。

  • 「アクション」→「比較」 から

※変更不可の項目もあります。

少なくともcharacter_set_群・collation_群・time_zoneは変更することになるかと。

MySQL 8.0ではdefault_authentication_pluginの変更がありますが、Aurora 3では引き続きmysql_native_passwordで固定です。

インスタンスタイプ

  • t2シリーズおよびt3.small以下は使えなくなりました

  • t4g.mediumが最も廉価な選択肢です

アップグレード作業

インプレースアップグレード

ブルー&グリーンデプロイでも停止期間がゼロにはならないことから、ある程度サービス停止(メンテナンス時間)が許容されるサービスならインプレースアップグレードも可能です。

メンテナンス中の表示などはアプリケーションないしELB固定レスポンスなどで実施

インスタンスタイプが Aurora 3 のサポート外の場合は、まずインスタンスタイプの変更を先に実施する必要があります。
インスタンスの「変更」 から以下を更新します。

  • インスタンスタイプ
    t4g.mediumなどを指定

  • CA認証機関が古ければ、このタイミングで変更
    rds-ca-rsa2048-g1などを指定

上記の変更内容を確認し、「すぐに適用する」 で実行。

インスタンスの変更完了後、 クラスターの「変更」 から以下を更新します。

  • エンジンバージョン
    Aurora MySQL 3の任意のマイナーバージョンを指定

  • カスタムパラメータグループ
    →準備段階で作成したAurora 3用のパラメータグループ

上記の変更内容を確認し、「すぐに適用する」 で実行。
→自動でAurora 2時点のスナップショットが作成されます。

クラスターの 「ログとイベント」 から進捗が確認できます。

エラーが出た場合

クラスターの「ログとイベント」に以下のようなメッセージが出ているとアップグレード失敗です。

Database cluster is in a state that cannot be upgraded: Engine bootstrap failed with no mysqld process running

インスタンス の「ログとイベント」タブからエラーログをDLして確認すると、例えばこんなエラーが出ていたりします。

[ERROR] [MY-013140] [Server] Comment for table '{SCHEMA}.{TABLE}' contains an invalid utf8mb3 character string: '\x**\x**\x**'.

この場合は、既存のテーブル・カラムのコメントの文字コードが怪しかった模様。
あらかじめALTER文で更新しておきます。

そして改めてアップグレード実行。

カスタムパラメータグループの反映

アップグレード完了後に再度クラスターを再起動する必要があります

image.png

以上で、インプレースアップグレード完了です。

まずは検証

手順も含めて、検証環境等で事前にしっかり確認することが肝要です。

  • インプレースアップグレードの検証
  • アプリケーションの動作確認
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