0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AWS Identity CenterのユーザーでClineを使う(アクセスキー使用)

Last updated at Posted at 2025-04-29

なぜ書いたか

ClineをAWS Bedrockを通して使うとき、AWS Identity Centerのユーザーで認証する方法が見つからなかったので書きます

この記事で書くこと

AWS Identity Centerのアクセスポータルからアクセスキーを取得して、Clineで使う方法を書きます

※アクセスキーには有効期限があります。有効期限が切れたら、再度アクセスキーを取得してClineに設定してください
※長期的に使用するのであれば、AWS CLIの認証設定を使う方法がよいでしょう。詳細はこちら

この記事で書かないこと

AWS Identity Centerの設定
AWS Bedrock 設定(モデルのリクエスト方法)
VSCodeのインストール方法
Clineのインストール方法

バージョン情報

Cline: 3.13.3
VSCode: 1.99.3
Windows 11 + WSL

(ちなみに)ClineをAWS BedrockとAWS Identity Centerを通してVSCodeで利用するには次の手順を経ます

  • AWSIdentity Centerを有効にして、ユーザーを作成、許可セットを割り当てます
  • AWS Bedrockにて、使用したいモデルが使えるように、リクエスト申請をします
    バージニア北部、オハイオ、オレゴンの各リージョンでリクエストしておくと、クロスリージョン推論がつかえるのでよいかも
  • 自PCにVSCodeをインストールして、"拡張機能"からClineをインストールします
  • Clineの設定画面に、AWS Identity Centerアクセスポータルから取得したアクセスキーを設定します(本題)

AWS Identity Center アクセスポータルからアクセスキーを取得します

  1. AWS Identity Centerのアクセスポータルにサインインし、使用したいAWSアカウント->許可セットの「アクセスキー」リンクをクリックします
    2025-04-29 085849.png

  2. 「オプション3:AWSサービスクライアントで使っている、ご自身の設定値を使用する」の「AWSアクセスキーID」のリンクボタンをクリックして、キーを取得します
    2025-04-29 090340.png

  3. VSCodeのClineの歯車アイコンから設定画面を開き、設定します
    ・API Provider: Amazon Bedrock
    ・●AWS Credentials

  4. 「AWS Access Key」にキーを貼り付けます
    同様にほかのキーもコピー&ペーストします
    「AWSシークレットアクセスキー」->「AWS Secret Key」
    「AWSセッショントークン」-> 「AWS Session Token」
    2025-04-29 090701.png

  5. Clineの設定を続けます

  • AWS Region: AWS Bedrockにてモデルのリクエスト申請を行ったリージョンを選択します
  • Use cross-region inference: チェックを付けます
  • Use prompt caching: 項目があればチェックを付けます
  • Model: 使いたいモデルを選択します
  • Enable extended thinking: チェックを付けます
  • Saveボタンをクリックして設定を保存します

使い方

Clineにてチャットを始めると使い始められます

まとめ

AWS Identity Centerのユーザー|許可セットに割り当てられたアクセスキーを、Clineに設定することができます
アクセスキーには有効期限があります。有効期限が切れた場合は、再度アクセスキーを取得してClineに設定してください
※長期的に使用するのであれば、AWS CLIの認証設定を使う方法がよいでしょう。詳細はこちら

どなたかのお役に立てば幸いです

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?