はじめに
環境
- Windows 11 Home
- VSCode:1.73.1
- VirtualBox:7.0.2
- VirtualBox で 作成した VM (Cnetos 7)
事前準備
- VirtualBox などが既にインストール済みなこと
- 手ごろな VM が作成されていること(OSは何でも大丈夫です)
説明
先日フォロワーさんが「わい、ターミナルソフトは VSCode だぜ」みたいなことを仰っており、出来ることは知っていましたが実際にやった事はなかったので、興味本位でやってみよ!となりこの記事を書きました。
本記事では、Remote - SSH という VSCode の拡張機能について解説します。
以降は、インストール方法や実際に SSH接続する方法のやり方を記載してます。
「1. 事前準備」は、VirtualBox のネットワークアダプタを追加して割り当てをブリッジに変更する作業なので、手ごろな VM があって不要な方は「2. 拡張機能のインストール」から進んで下さいませ。
手順
1. 事前準備
1.1 VirtualBox を立ち上げ、該当の VM のネットワークアダプタを追加します。電源オフなのを確認してから「設定」をクリック。
1.2 ネットワーク欄のアダプター2を選択。「ネットワークアダプタを有効化」にチェックを入れ、割り当てのプルダウンから「ブリッジアダプター」を選択して「OK」をクリック。
1.3 アダプター2にブリッジアダプターが追加された事を確認する。
1.4 VMを起動し、下記コマンドを実行。3番目の enp●●●(環境によって異なる。当環境の場合は、enp0s8 をさす) に IPアドレスがDHCPによって割り振られている事を確認する。
(DHCPと言うのは、IPアドレスを自動割り当てする仕組みのこと)
-
コマンド
ip addr show (ip a でも省略可)
-
実行結果
[test-centos@localhost ~]$ ip addr show 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 inet 127.0.0.1/8 scope host lo valid_lft forever preferred_lft forever inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever 2: enp0s3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000 link/ether 08:00:27:a7:60:12 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 10.0.2.15/24 brd 10.0.2.255 scope global noprefixroute dynamic enp0s3 valid_lft 85961sec preferred_lft 85961sec inet6 fe80::b8fb:6a0c:2cf5:4b97/64 scope link noprefixroute valid_lft forever preferred_lft forever 3: enp0s8: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000 link/ether 08:00:27:ef:23:f7 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet **192.168.2.108**/24 brd 192.168.2.255 scope global noprefixroute dynamic enp0s8 valid_lft 172363sec preferred_lft 172363sec inet6 2408:210:2e27:7b00:2794:bee:a53c:bf50/64 scope global noprefixroute valid_lft forever preferred_lft forever inet6 fe80::2fff:cb2f:1c7:be06/64 scope link noprefixroute valid_lft forever preferred_lft forever [test-centos@localhost ~]$
2. 拡張機能のインストール
2.1 vs code を立ち上げ、赤矢印の部分をクリック(Ctrl + Shift + x でも可)
2.2 検索バーに「Remote - SSH」と入力しインストールをクリック
2.3 インストールされると、画面左下に緑背景のマークが表示される。(画像参照)
3. 実際にSSH接続してみる
3.1 画面左下の緑背景のマークをクリックし、「ホストに接続する」を選択
3.3 SSH接続コマンドを入力する。以下のコマンド書式を参考にしてください。
-
コマンド書式(文中の括弧は不要)
ssh [ユーザー名] @ [ipアドレス]
-
私の場合
ssh test-centos@192.168.2.108
3.4 SSH構成ファイルの選択は、デフォルトで選択されていた、「c:\Users/username.ssh\config」を選択します。
3.5 画面右下に、ホストが追加された旨のメッセージが飛びます。「接続」をクリック。
これで、VSCode で操作することが可能になりました!
まとめ
お疲れ様でした!
今回は、VSCode の拡張機能、 Remote - SSH についてレビューしてみました。
普段は、Rlogin というターミナルソフトを使っていますが、例えば用途的にエディタがセットで必要な場合とかは VSCode の方が利便性高いな。と思いました。
知識として知っておく事は絶対に損ではないので、お勉強がてらやってみました。
気になった方は、是非お試しくださいませ!
ここまで見ていただきありがとうございました!