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学習や検証用で使える、Windows11 に WSL2 をインストールし Linux 環境をさくっと構築する方法

Last updated at Posted at 2023-04-08

はじめに

環境

  • Windows 11 home
  • Ubuntu-18.04 LTS

対象者

  • Windows を利用の方で、勉強や検証などの目的で手軽に Linux 環境が欲しい方

注意点

  • Windows10(64bit版)以降の PC じゃないと WSL は使えないです。( Win10 32bit の場合でも、利用出来ないっぽいです。)

説明

WSL2 を用いて、Linux (Ubuntu) の環境を構築していき、Windows 端末でも Linux を使えるようにしていきます。
正直、めちゃくちゃ簡単です。実際に測りながらやりましたが、私は 3分程度で出来ました。
「とりあえず手っ取り早く環境使いたい!」とか、「さくっと何か検証したい」とか、「学習のために~」などの方、是非やってみてください。

WSLとは

WSL(indows Subsystem for Linux)は、Windows上で Linux の環境を直接実行出来るソフトウェアです。
Microsoft 社が開発してます。
メリットとしては、仮想化ソフト(VirtualBox など)などのインストールが必要ないので、あたかも Windows に Ubuntu をインストールしたかのような感じで使えるのです。さくっと Linux コマンドを試したい時など、いちいち VirtualBox を起動して VM を起動して~などの手順がなくなり、ワンクリックで立ち上げるようになる。というお話です。

手順

1. Windows 11 に WSL2 環境を構築する

1.1 コマンドプロンプトを開く
1-1.png
1.2 まずは、インストール出来るディストリビューションの一覧を表示します。

  • コマンド
$ wsl --list --online
  • 実行結果
インストールできる有効なディストリビューションの一覧を次に示します。
'wsl --install -d <Distro>' を使用してインストールします。

NAME            FRIENDLY NAME
Ubuntu          Ubuntu
Debian          Debian GNU/Linux
kali-linux      Kali Linux Rolling
openSUSE-42     openSUSE Leap 42
SLES-12         SUSE Linux Enterprise Server v12
Ubuntu-16.04    Ubuntu 16.04 LTS
Ubuntu-18.04    Ubuntu 18.04 LTS
Ubuntu-20.04    Ubuntu 20.04 LTS

C:\WINDOWS\system32>

1.3 今回は、Ubuntu18.04 をインストールします。

  • コマンド
$ wsl --install -d Ubuntu-18.04
  • 実行結果
Microsoft Windows [Version 10.0.22000.1042]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\WINDOWS\system32>wsl --install -d ubuntu-20.04
ダウンロード中: Ubuntu 18.04 LTS
[==========================55.1%                           ]

install が完了したら、自動的に Ubuntu が起動します。(私の環境では、30秒~1分くらい)

Microsoft Windows [Version 10.0.22000.1042]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\WINDOWS\system32>wsl --install -d ubuntu-20.04
ダウンロード中: Ubuntu 18.04 LTS
インストール中: Ubuntu 18.04 LTS
Ubuntu 18.04 LTS はインストールされました。
Ubuntu 18.04 LTS を起動しています...

C:\WINDOWS\system32>

username を決めるこの画面になったら完了です。次は、user 作成や password の設定を行っていきます。
2-1.png

2. Ubuntu セットアップ

2.1 User 作成を行います。ここでは、user 名を「wsl-test-ubuntu」とします。
3-1.png
2.2 password を設定します。
(入力しても画面に表示されない仕様ですが、ちゃんと入力されてますので間違えない様に注意して下さいね)
4-1.png
2.3 もう一度同じ password を入力。
5-1.png
2.4 作成完了!
6-1.png
これにて全ての作業が完了です!
これで、自由にLinuxコマンド打てます。
勉強なり、検証なり使ってみて下さい!

3. 【おまけ】WSL2 をアンインストールしたい時

3.1 設定を開きます。

3.2 「アプリと機能」に移動します。
「アプリの一覧」の箇所に、”Windows sub system”と入力しアンインストールをクリックします。

3.3 上記と同じ手順で、”Ubuntu”と入力しアンインストールをクリックします。

完了です!簡単!

まとめ

お疲れ様でした!

今回は、Windows11に WSL2 をインストールし Linux 環境をさくっと構築する方法についてまとめてみました。
Windows で Linux コマンドが使えるので、さくっと勉強や検証したい時に便利です。
このページがきっかけで、やってみました!という方がいたら、めちゃくちゃ嬉しいです。

ここまで見ていただき、ありがとうございました!
良い、Linux ライフを!

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