Railsで日本語でenumを使うところまでのメモ。

まずは基本的な設定から

config\initializersにlocale.rbを作成し、以下を記述。

config\initializers\locale.rb

Rails.application.config.i18n.default_locale = :ja

下記URLから日本語化用のja.ymlをダウンロードし、config\localesに置く。
https://github.com/svenfuchs/rails-i18n/blob/master/rails/locale/ja.yml

deviseを使う場合はこちらもダウンロードして、config\localesに置いておくと便利。
http://qiita.com/MasatoYoshioka@github/items/8d910e793e7c485403bb

これで基本的なフォームのラベルやエラーメッセージは日本語に対応することができる。

ja.ymlの編集

日本語に対応する部分を編集する。

config\locales\ja.yml

---
ja:
  activerecord:
    errors:
      messages:
        record_invalid: 'バリデーションに失敗しました: %{errors}'
        restrict_dependent_destroy:
          has_one: "%{record}が存在しているので削除できません"
          has_many: "%{record}が存在しているので削除できません"
    attributes:
      user:
        name: 名前
        email: メールアドレス
        birth_date: 年齢
        sex: 性別
        school: 学校名
        admin: 管理者権限
        password: パスワード
        password_confirmation: パスワード（確認）
        created_at: 登録日時
        updated_at: 更新日時
        remember_me: ログインを記憶する

attributeの後に日本語に対応した部分を記述する。ここではUserモデルに対して追加した。

こうすることで以下のように使える。(コンソールで実行)

irb(main):001:0> User.human_attribute_name(:name)
=> "名前"
irb(main):002:0> User.human_attribute_name(:email)
=> "メールアドレス"

こんな使い方もできる。

irb(main):003:0> Time.now.to_s(:ja)
=> "2019年03月22日 19時13分"

enumの日本語化対応

まずenumの設定

今回は性別をenumで管理する場合を考える。
以下のマイグレーションを実行。

class AddColumnUsers < ActiveRecord::Migration[5.1]
  def change
    add_column :users, :sex, :integer
  end
end

性別をenumで管理するための設定を追加する。

User.rb

class User < ApplicationRecord
  enum sex: { woman: 0, man: 1 }
end

enumを簡単に日本語化できるgemがあるのでGemfileに以下を追加してbundle。

gem 'enum_help'

これで以下のように日本語でenumから値を取り出せる。

irb(main):004:0> User.last.sex_i18n
  User Load (1.0ms)  SELECT  "users".* FROM "users" ORDER BY "users"."id" DESC LIMIT $1  [["LIMIT", 1]]
=> "女性"

enumで扱う値はselectboxを使うことが多いため、formでは以下のようにmapを使うと簡単に実装できる。(sexesのように複数形になることに注意)

edit.html.slim

    = f.select :sex, User.sexes_i18n.keys.map {|k| [User.sexes_i18n[k], k]}, {}, autofocus: true
    = f.label :school

最後に

多言語化対応しない場合でも、ラベルも日本語で直接書くよりも常にhuman_attribute_name等を使った方が後々ja.ymlだけを編集すればよくなるので楽かも。