1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Azure Resource Mover でAzureリソースを別のサブスクリプションに移動する

Posted at

はじめに

Azureを利用していてAzureリソースを別のサブスクリプションに移動したくなる場面があるかと思います。
そんな時はAzure Resource Mover というサービスを利用すると簡単に移動することができます。
本記事ではAzure Resource Mover を利用した移動手順の概要と移動前の確認事項について記載します。

Azure Resource Mover とは

  • 単一のハブを使用してリージョン間でリソースを移動できます。
  • 移動時間と複雑さを軽減できます。 必要なものをすべて 1 か所にまとめることができます。
  • シンプルかつ一貫性のあるエクスペリエンスによって、さまざまな種類の Azure リソースを移動できます。
  • 移動するリソース間の依存関係を簡単に識別できます。 これにより、関連リソースをまとめて移動することができるため、移動後にすべてのリソースがターゲット リージョンで期待どおりに動作します。
  • 移動後にソース リージョンのリソースを削除する場合は、自動的にクリーンアップされます。
  • テスト。 移動を試してみて、完全に移動することは望まない場合は破棄することができます。

リージョン間の移動用途だけでなく、リソースグループ、サブスクリプション間の移動にも利用することができます。

移動手順の概要

  1. Azure管理ポータルよりAzure Resource Mover を選択
      image (1).png

  2. サブスクリプション間の移動を選択
      image (2).png

  3. 移動元及び移動先のサブスクリプション、リソースグループを選択​
      image.png

  4. 移動するAzureリソースを選択​し、移動の検証を実施

  5. 検証が成功していることを確認し、リソース移動を実施

確認事項

リソース移動時の確認事項については下記公式ドキュメントにまとまっています。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-resource-manager/management/move-resource-group-and-subscription#checklist-before-moving-resources

移動するAzureリソース間の依存関係や移動をサポートしているAzureリソースなのかは
Azure Resource Moverがチェックしてくれますが、下記については移動前に確認しておいたほうが良いかと思います。

  1. 移動元と移動先のサブスクリプションがアクティブであること。
  2. 移動元と移動先のサブスクリプションが同じ Azure Active Directory テナント内に存在していること。
  3. ソース、ターゲットのリソースグループに必要なアクセス許可がされていること。
    • ソース リソース グループの Microsoft.Resources/subscriptions/resourceGroups/moveResources/action
    • ターゲット リソース グループの Microsoft.Resources/subscriptions/resourceGroups/write
  4. リソースの移動先となるサブスクリプションのクォータの制限を上回らないこと。

おわりに

最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。
これからAzureリソース移動を検討している方の参考になれば幸いです。

参考文献

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?