概要
チュートリアルで推奨されたCloud9を利用する形で進めてきたが、最近VSCodeが好きなのでVSCodeを使って開発したいなあ、と思い始めた。
Windows Subsystem for Linuxを利用してWindows上で続きをやることにした。
Windows用Rails環境構築は、仮想マシンを使う方法が検索結果に多く出てきたが、仮想マシンを使わなくても作れるようだ。
※実施しているチュートリアルはRails5.0(第4版)
WSL環境構築
WSLおよびRubyセットアップの参考
RubyMineは使わないのでその前までの手順を真似る。
Windows Subsystem for Linux + VcXsrv + RubyMine でWindowsでも快適なRails開発環境を作ろう
Rubyインストール時は、Cloud9でRubyのバージョンを確認(ruby -v
)して同じものをインストールする。
$ rbenv install 2.3.0
Windows用のRubyインストーラーは細かくバージョンが選べないが、WSLを利用することでCloud9で使っていたのとぴったり同じバージョンが使用できる。
Windows用Gitの設定
リポジトリをcloneするとき、WindowsのGitが勝手に改行コードを弄らないようにする。
インストール時にas-is
を選択していれば不要。
あるいは別にWindows上のGitでなくてもWSLのUbuntu内のGitでcloneしてもよいのでその場合も不要。
ユーザーディレクトリ直下の.gitconfig
[core]
autoCRLF = false
VSCodeの設定
[WSL環境構築](# WSL環境構築)でインストールしたRubyを使うため、ターミナルをWSLのBashに設定する。
"terminal.integrated.shell.windows": "C:\\Windows\\sysnative\\bash.exe",
"termnial.integrated.shell.unixlike": "bash.exe",
サンプルアプリケーション起動まで
- リポジトリをcloneする
- 事前にCloud9のリポジトリをBitbucketなりGitHubなりにpushして最新にしておく
- Windows上で任意のフォルダにcloneするのは多分Windows用Gitが楽(だが、先ほどの改行の設定がまずいとcloneした瞬間変更だらけになる、というかなった)
- リポジトリのフォルダをVSCodeで開く
- VSCodeインストール時、右クリックメニューにVSCodeで開くオプションを追加しておくと便利
- VSCodeでターミナルを開く
- Bashが開かれているのを確認
- チュートリアル1.2.2通りRailsをインストールする
$ gem install rails -v 5.0.3
- bundle install実行
$ bundle install --without production
- アプリ起動
rails s
- localhost:3000でアクセス可
これで、Windows上でファイルを編集して、サーバーを立ち上げ動作確認もできるようになった。