はじめに
2017年の暮れ頃から、バーチャルYoutuberというフレーズがネットを賑わすようになった。
友人からも、バーチャルYoutuber四天王の5人(*1)を紹介されたこともあり、とりあえず「バーチャルのじゃロリ狐娘youtuberおじさん(参考*2)」を見たりしていた。
そんな中、職場の人からバーチャルYoutuberが動画作成に Kinect を使用するのだと、
(実際には少し違うかも知れないが)そんな話を耳にした私は家にある Xbox360 Kinect センサーを掘り出し、PCに繋いだのだった。
環境
開発環境の構成は以下となります。
ハードウェア
- Windowsマシン
- Xbox360 Kinect センサー
- Xbox360 Kinect USB ACアダプタ(PC接続用)
ソフトウェア
- Windows 10 Pro
- Visual Studio Community 2017
- Kinect for Windows SDK v1.8
- Kinect for Windows Developer Toolkit v1.8
準備
インストーラはそれぞれが数百MBの容量なので、先に全てダウンロードを始めてしまいます。
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Visual Studio Community 2017
https://www.visualstudio.com/ja/downloads/ -
Kinect for Windows SDK v1.8
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40278 -
Kinect for Windows Developer Toolkit v1.8
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40276
インストール
インストールを始めます。
まず、Visual Studio Community 2017 をインストールします。
インストール時にどのパッケージを入れるのか尋ねられますが、今回はC#がビルドできれば良いので、.Net デスクトップ開発を選択します。
インストール先等はデフォルトのままVisual Studioをインストールします。
その後、Kinect SDK と Developer Toolkit も順次インストールします。
特筆することもないので、インストールの詳細は割愛します。
Kinect の接続
開発環境が整ったら Kinect を接続します。
接続するとデバイスマネージャーに Kinect のデバイスがこのように表示されるようです。
サンプルコードのコンパイル
スタートメニューから Kinect for Windows Developer Toolkit を起動します。
起動後 "Samples: C#" から、"Color Basics-WPF" の "Install" を選択します。
※サンプルコードの保存先を聞かれるので適当にデスクトップに保存します。
保存したフォルダから、ソリューションファイル ColorBasics-WPF.sln を起動します。
ソリューションを開けたら、実行ボタンを押してプログラムを起動します。
結果
Kinect のカメラ情報を表示するプログラムを実行できました。
おわりに
元々は Kinect+MMD(参考*3, *4) を触ってみようと思って引っ張り出してみたのですが、Kinectプログラミングも出来るらしいので、とりあえず開発環境だけでも構築してみました。
環境構築に四苦八苦するものと想像していましたが、意外と躓くことなく導入できたので驚きました(小並感)
参考
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バーチャルYouTuberとは (バーチャルユーチューバーとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AByoutuber -
けもみみおーこく国営放送
https://www.youtube.com/channel/UCt8tmsv8kL9Nc1sxvCo9j4Q -
Kinect v1をWindows10で使う方法+MMDで使う方法。
https://wpteq.org/windows/windows10-manual/post-22791/ -
kinectでMMDを動かしてみた | のんびりと生きたい
http://yoneyannet.com/kinect%E3%81%A7mmd%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F/