初めに
Windows10へJenkinsのインストールを行う際、準備をしないと遠回りしてしまいます。
手順を記述しておきます。
ダウンロード
Jenkinsのダウンロードをしておきます。
Jenkinsのオフィシャルページに行きます。
https://www.jenkins.io/
ダウンロードページからWindows用を取得します。
https://www.jenkins.io/download/
インストール前準備
jenkinsのための権限が必要ですが、無制限に設定するのはセキュリティ的に良くないため、インストール前にJenkins用のユーザーを追加することにします。
ユーザー追加
設定から [アカウント] 選択し、[ファミリとその他のユーザー] を選択します。
[他のユーザー] の、[その他のユーザーをこのPCにの追加] を選択します。
[このユーザーのサインイン情報がありません] を選択し、
次のページで、[Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する] を選択します。
特権の付与:
対象のユーザーに[サービスを起動する権限]を追加します。
コントロールパネルを開き、「管理ツール」を選択します。
「ローカルセキュリティポリシー」を開き、「ユーザー権利の割り当て」を選択します。
「サービスとしてログオン」の権利を確認し、この特権を付与します。
JAVAのインストール
対応Javaが限定されているようなので、バージョンがあっていない場合は、必要なJavaを入れておきます。
今回は、Microsoft Build of OpenJDKをwingetでインストールします。
winget install Microsoft.OpenJDK.21
インストール先フォルダをJAVA_HOMEに設定しておきます。
インストール
ダウンロードしたインストールファイルを使用してインストールします。
前もって設定しておいたユーザー名とパスワードを使用して下さい。
インストーラはJAVA_HOMEを参照するので、上記で設定していればそれが使われるはずですが、違う場合は正しいフォルダを設定して下さい。
※ 次の手順(JENKINS_HOMEの変更)はスキップしていも良いです。
JENKINS_HOMEの変更
デフォルトの場合、JenkinsのHOMEがインストール先の配下に設定されてしまうのが、気になるため、設定を変更しておきます。
C:\Program Files\Jenkins
jenkins.xml
以下の行の値を任意の位置に変更します。
<env name="JENKINS_HOME" value="%LocalAppData%\Jenkins\.jenkins"/>
Jenkins初期起動
JenkinsのHOMEディレクトリを開くと、secretsディレクトリがあります。
そこにinitialAdminPasswordがあり、初期パスワードがあります。
初期パスワードをコピーしておきます。
-
http://localhost:[設定したポート番号] にアクセスします
-
Unlock Jenkins画面で初期パスワードを入力して下さい
-
Customize Jenkins画面でプラグインを選択します
とりあえず、無難に「Install suggested plugins」を選択しておきます -
「Create First Admin User」画面でユーザーを作成して下さい
以上で、初期設定は完了です。