目次
- 定数と変数とは
- 意識していること3つ
- まとめ
定数と変数とは
定数と変数は値を保存するための入れ物
定数はlet、変数はvarを宣言する
定数
定数は一度代入すると後から変更できない
Swift
let name: String = "イチロー"
name = "ジロー" // コンパイルエラー
変数
変数は後から値を変更できる
Swift
var name: String = "イチロー"
name = "ジロー" // name変数の値はジローになる
意識していること3つ
①命名規則
API Design Guidelinesのルールに則り命名。
定数と変数の命名では
(1)不要な言葉を省きつつ、必要な単語はすべて含める。
(2)lowerCamelCase(最初の単語を小文字で始め、2語目以降の単語の頭文字を大文字にする)
(3)役割に応じた名前をつける
名前を宣言する定数を上記の内容を参考に命名します。
Swift
let firstName: String = "イチロー" // 下の名前
let lastName: String = "鈴木" // 苗字
②予約語
Swiftでは予め定義されている単語(予約語)があり、それぞれに役割を持たせています。
予約語と同じ名前の定数と変数を使うことは可能ですが、非推奨のため避けましょう。
(参考: The Swift Programming Language(日本語版))
③最初は定数(let)で宣言
The Swift Programming Language(日本語版)の定数と変数の宣言の項目に記載されています。
コードに格納された値が変化しない場合は、常に `let`` キーワードで定数として宣言してください。変数は、変化する値を格納する場合にのみ使用します。
最初はletで宣言することで、以下のメリットを享受できます
- 定数は一度しか値を設定できないため、意図しない値の変更を防ぐことができる
- 予期せぬバグの発生を減らし、コードの安全性が高まる
まとめ
- 定数はlet、変数はvarを宣言する
- 命名規則と予約語に注意を払い、まずはletで宣言して、値の変更が必要になったらvarに変更する