うちの会社は毎年中途で未経験者を取っていて、年齢も20代前半から30代半ばとかまで様々。
自分は27で前職をやめて、プログラミングや情報処理系資格勉強をして28でIT業界に転職。
それからかれこれ5年強になりますが、その中の経験から新人教育で必要だと思ったことを書いてみます。
意味不明な言葉対策
やっぱり異業種転職はコレが大きな壁になってるんじゃないかと思うんですよね。
技術的な単語でも、打ち合わせで当然のように出てくる言葉でも、「?」が頭に浮かぶことが多々。
バッファ?エビデンス??レビュー???デプロイ????
さらにはその現場現場で使われる固有名詞も出てきたりで、もうそれだけでアレルギー反応出ちゃう人もいるかと。
なので新人には、極力そうゆう言葉を使って喋ることにしてます。耐性をつけるため。
それに、他者の人にいきなり聞くより、同社の先輩に聞く方がまだハードルは低いでしょうし。
実はそれなりに居るであろう、「カタカナ語をちゃんと理解してないで雰囲気で使ってる人」にはならないように、という意味合いも。
生活残業はさせない
生活残業が染みついちゃってる人、いますよねぇ。。。
プグラマーはその存在にではなく、あくまで実績に対して報酬が発生するべきだと思っているので、新人にはキッチリ時間内で作業完了させることを意識させてます。
まぁ明らかに定時で終わらない作業量を振られたらどうしようもないですが・・・
新人の内はそりゃあスムーズに作業が進むわけもないので、毎時の進捗確認も必須。
不明点が出た時は、とりあえず5〜10分ぐらいなら考えて、調べて、ってやってみて、その時間でわからなければすぐ質問する。を徹底させます。
最初はどうしても不明点が多すぎて残業せざるをえなくなることもあるかもしれないですが、
2時間オーバーしちゃうけど残業すればいいやぁ
でなく
今回は2時間オーバーしちゃったから、次はせめて1時間半。その次は1時間で済ませられるようにしよう
と思わせるように誘導できれば成功。
8時間で終わる作業は8時間で終わらせる。
みんな定時で帰ろうよ。体にも心にもその方が健康だよ。
自分の作業を人に説明できるように意識させる
仕事の中で自分の脳にInputした知識は、同量、もしくはさらに負荷情報を付けて他者にOutputする。
帰社日にはそうゆう機械を作るようにしてます。
人に説明するのは自分の頭の中の情報整理になるので、自分にもプラスだし、同僚の先輩でも知らないような作業をしていることだって当然あるわけで、その先輩も知識のInputができる、と。
やたらと本を買わない
たまにやたらと本を買いたがる新人がいます。
買うのは別に良いと思いますが、正直自分は、新人のレベルの内は、丁寧に説明されてるWebサイトでライトな知識を広くつけて行った方がいいと思ってます。
まず1年でも着実にそれで知識を付けられたら、それからもう一歩レベルを上げるための一つの手段が本という、それぐらいの感覚です。
あと、本を買いたがる新人は、買ったら1から10まで順を追ってやることに執着してしまう気がします。
最初から全て理解出来るのなんてごく一部の超優秀な人なので、まず1冊さらっと全体読んでみて、わかりそうなところから着手していく、というやりかたを進めてます。
新人は出来なくて当然
ということを結構わかってない人は多い印象。
というか、「出来なきゃいけない」とか、「出来ないわけない」とか、そんなことを思っているフシのある人に出会うことも。
身の程を知れ!
と、言い方は悪いですが思います(笑
新人がなんでも出来るなんて、誰も思ってません。
自分が出来ること、出来ないこと。ちゃんと理解して、出来ないことは聞く。
当然のことですし、これは自分が今でも、そして今後もずっと意識し続けることだと思ってます。