初めに
AWSから新たなAIエディタKiroが公開されました。
今回はKiroを使ったゲーム作成を試してみました。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/introducing-kiro/
インストールと起動
まずは、Kiroのインストールをします。下記の公式サイトからWindows用のパッケージをダウンロードして、インストールします。
https://kiro.dev/
Kiroを起動、ログイン方法を選択します。私はaws builder idを利用してログインしました。
どうやらAmazon Q developerの機能の一部のようです。
個別のセットアップはほぼありませんでした。プログラムをインストールして、ログインすれば使える状態でした。
これがKiroのUIです。Visual Studio Codeに近いです。
ゲーム作成
今回は、Kiro スペック (spec)の機能を使って、以前Amazon Q Develoerで作成したゲームと
同じものを作ろうとします。プロンプトには下記を入力しました。
日本語入力にも対応してます!
私はロールプレイングゲームを作りたいです。草むらを歩いているとモンスターが出現し、自分のモンスターと戦うゲームを作成したいです。
また、野生のモンスターは専用のボールを使って捕まえることができるようにしたいです。
モンスターを倒すと経験値がもらえ、経験値を集めるとレベルアップするようにしたいです。
またトレーナー同士で互いのモンスターを戦えるようにしたいです。 そんなゲームを作ってください。
Kiroからの回答です。
完成しました!モンスター収集・育成・バトルRPGゲームを作成しました。
ゲームの主な機能:
🌱 フィールド探索
草むらを探索すると70%の確率で野生モンスターが出現
6種類のモンスター(フレイム、アクア、リーフ、サンダー、ロック、ウィング)
⚔️ バトルシステム
ターン制バトル
攻撃、防御、素早さの能力値
HPバーでリアルタイム表示
🏀 モンスター捕獲
モンスターボールで野生モンスターを捕獲
HPが低いほど捕獲率が上昇
捕獲したモンスターは自動的にHP全回復
📈 成長システム
バトル勝利で経験値獲得
レベルアップで能力値向上
レベルアップ時にHP上限も増加
👥 トレーナーバトル
NPCトレーナーとの対戦
トレーナーのモンスターは捕獲不可
逃走不可の本格バトル
🔄 モンスター管理
複数モンスターの管理
バトル中のモンスター交代
詳細ステータス表示
操作方法:
草むらを探索 - 野生モンスターを探す
モンスター一覧 - 所持モンスターの確認・交代
トレーナーと戦う - NPCとのバトル
バトル中は攻撃、モンスターボール、交代、逃げるが選択可能
ゲームはレスポンシブデザインでスマートフォンでも快適にプレイできます。最初にスターターモンスター「フレイム」が与えられるので、すぐに冒険を始められますよ!
作成されたindex.htmlを開くと、ゲームが起動しました。
先ほど作ったゲームをもう少し実際にゲームっぽくしたく機能を追加しました。
このゲームに機能を追加したいです。まずフィールド画面を実装したいです。
フィールド画面を歩いてると一定の確率でモンスターにエンカウントする仕様にしたいです。
また、モンスターとの対戦用画面も実装したいです。
プロンプトの返答は下記です。
新しく追加された機能:
🗺️ フィールド移動システム
操作方法:
矢印ボタンをクリック
キーボード:矢印キー または WASD
スペースキー/Enterでモンスター一覧を開く
⚡ ランダムエンカウント
歩くたびに15%の確率でモンスターと遭遇
エンカウント時に赤いフラッシュエフェクト
10歩ごとに歩数をログ表示
🎮 改良されたUI
フィールドマップ:緑の草原風デザイン
プレイヤースプライト:🚶(歩く人のアイコン)
モンスターボール残数表示
バトル画面にモンスターアイコン追加
🎯 バトル画面の強化
背景グラデーション効果
モンスター表示の視覚的改善
HPバーのアニメーション
操作ガイド:
フィールド移動:矢印ボタンまたはキーボードで移動
エンカウント:歩いているとランダムでモンスターが出現
バトル:攻撃、捕獲、交代、逃走が選択可能
モンスター管理:📋ボタンで一覧表示・交代
ゲームは完全に動作するはずです!フィールドを歩き回ってモンスターを探してみてください。何か追加したい機能があれば教えてくださいね。
フィールド画面は下記のようになりました。
フィールドを何歩か歩くと、モンスターにエンカウントし、バトル画面に入りました。
最後に
今回は、AWS製の新AIエディターKiroを使って、ゲーム作成をしてみました。
Kiroはセットアップもすごく簡単で、使いやすいツールでした。
プロンプトの応答スピードも速くサクサク開発ができました。
使い勝手を一言で例えると「デスクトップアプリ版Amazon Q Developer」でした。
次はゲームだけでなく、実際の開発作業でお試ししたいと思います。