プロフィール
- 2022年新卒でデータ分析系企業に入社 (3年目)
- データエンジニア
- 理学博士 (天文系)
- 人工衛星の観測データ分析 (機械学習を太陽物理学に応用するなど)
- 今年30歳♂
- 既婚子供なし
活動サマリ
- 活動期間
- 3か月
- 応募経路
- 最初は各社HP経由
- 途中からリクルートエージェント
- 会社
- データ分析企業 → 製造業向けコンサル企業
- 職種
- データエンジニア → AIエンジニア
- 想定年収
- +150万
- 応募件数
- 59件 (多すぎ!)
- 内定: 2
- 選考辞退: 12
- 書類落ち: 38
- 面接落ち: 7
- 59件 (多すぎ!)
転職を考えたきっかけ
- 社会貢献性を実感しにくい
- データ基盤であるがゆえに、どのようにデータが活用され、社会にどのような価値が還元されているのかわかりにくい
- 顧客とのコミュニケーション機会がほとんどないため、ユーザーから感謝されるようなこともない
- 採用時の肩書きはITコンサルタントだったが、実態はデータエンジニアだった
- 顧客の課題を見極めるところからできると思っていたが、既に仕様が決まっているものを作るのみ
- 裁量がない
- ロールモデルの不在 (これ読んでる先輩・上司の皆さんスイマセン)
転職の軸
軸という割には結構ブレながら進めていましたが...
- AIやデータ分析をソリューションとする
- 今よりも上流工程に携われる
- いわゆるコンサルティングなど
- 興味のある分野としては
- エンゲージメントや働きがい
- オートメーション (省人化)
- 脱炭素、カーボンニュートラル
- スタートアップ < 中堅・大手
- データエンジニア以外をやるつもりだったので、育成観点からある程度環境が整っている方がありがたい
実際にはスタートアップやデータエンジニアに応募した時期もありました。
転職活動後半は、上記のような観点で見ていました。
やったこと
4月ごろ
自力で検索して興味のある研究職やデータサイエンティストに応募 (4件)。
全滅! 良くて二次面接まで行きましたが、まずここで現実の厳しさを知る (まだ序の口)。
GW前後
エージェント登録 (リクルート)。
担当者との面談後、言われた通り15件ほどデータサイエンティストやアナリストに応募します。
その中でいくつかのスタートアップ企業 (データサイエンティスト) が興味を持ってくださり、一部は面接も通過。
しかし、妻から「スタートアップ大変だよ、覚悟あるの?人生仕事に捧げるの?」と言われて辞退。まあ確かにそんな覚悟はありません。
大手のデータサイエンティストも1つ書類通過したものの、面接で統計の問題を出されて撃沈。面接って、志望動機とか聞くんじゃないのー!?
GW明け〜6月上旬
エンジニアやコンサル、監査、リサーチなど興味を持った求人にホイホイ応募。
しかし、中途は即戦力を求められるためか、データエンジニア以外はかなり書類で落とされます。
気が付いたら50件近く応募していました。ジョブチェンジって結構難しいのね...
6月中旬〜
上記の通り、これといった経験がないので、「第二新卒・ポテンシャル」をキーワードとして検索するようになります。
同じ適性検査を複数回受験することがしんどくなり、応募には慎重になりました (SPIだけで5回くらい受けた)。
6月末
某自動車メーカー (A社とします) のデータサイエンティスト内定 (これGWに応募したやつだ…)
しかし、選考中の他社と比べて志望度は低め。そもそも全然返事がないからサイレントお祈りだと思ってたよ...
しかも内定から承諾締め切りまで1週間しかない...そういうものなのね...
流石に新規の応募はこのタイミングで止めました。
7月上旬
上記内定は締め切りを延長していただき、その隙に志望度の高いメーカー系コンサル (B社) からAIエンジニアで内定をいただく。
ポジション名はエンジニアですが、グループ向けのコンサルティングやR&Dもできるようで面白そう。
結構志望度は高いけど、もう一社選考があるのでちょっと待ってね。
ここでA社は辞退 (想定年収だけで言っても200万円くらい差があった)。
7月中旬
もう一つの第一志望のコンサルファーム (C社) の結果が来なくてB社の内定承諾も延長してもらうことに。
エージェントが毎日のように催促してくれたようですが、応答がないようで。
結局、承諾延長後の締め切りになっても (最終面接から2週間後) 回答がなかったのでC社も辞退。
これでおしまい。
面接対策
面接スタイルは企業によって様々ですが、エージェントから想定質問リストが送られるので非常に便利。
いわゆる中途 (即戦力) は経歴や経験など過去のことを掘り下げられる一方、第二新卒・ポテンシャルは志望動機なども比較的聞かれます。
ほぼ確実に聞かれたこと
- 転職を考えたきっかけ
- 最終的に、どのように転職先を決めるか・判断軸
- キャリアパス・5年後の目標
次点でよく聞かれたこと
- 新卒時代の就活の軸
- 最近個人的に勉強していること
- 困難だった経験とどう対処したか
事務的に聞かれること
- 入社時期
- 希望年収
※2~3割くらい聞かれる感覚、この辺りはアンケートやメールでも回答できます。
やはり希望年収を口に出すのは恥ずかしい。
反省点
序盤にホイホイ応募しすぎた (まず軸を固めるべきだった)
エージェント経由で簡単に応募できることのデメリットと言えますが、きちんと判断軸を固めてから応募すべきでした。
転職の軸は面接でも聞かれることがあるので、どのみちしっかり考えておく必要がありますね。
改めて応募履歴を見てみると「なんでここ応募したんだっけ?」という会社も少なくないですね。
何よりも同じ適性検査を別の企業のために複数回受験するのがしんどいです。
ちなみに30社以上応募は30%程度...
エージェントからは「気になったら早く応募した方がいいですよ」と言われますが、そこはもう、巡りあわせですね。
ただレコメンドエンジンが良い感じの求人をどんどん出してくれるんですよねー。この誘惑が強い。
よーいどんでいっせいに応募すればよかった or 志望度の高いものから応募すればよかった
一番最初に内定をもらった会社の志望度が選考中の他社と比べて低かったのですが、内定承諾までの締切が1週間弱と思ったより短く、延長してもらうことに。
その際、延長理由や他社と比較した際の志望順位などを聞かれて少し気まずかったです (エージェント経由ですけどね)。
とはいえ選考途中で志望度が変わることもあるし、後から良さそうな求人が見つかることもあるので難しい。まあ、キリがないですね。
上記C社のように2週間待っても結果が来ないこともあるので、結構運の要素もあるなと思います。
まとめ
新卒3年目データエンジニアの転職活動の反省でした。
色々な求人を見ると「あれもよさそう、これもよさそう」となってしまいますが、何か一つでも確固たる軸をもって臨んだ方がスムーズに進むかなと思います。
面接対策はある程度の模範解答がありますが、判断軸は自分で決めるしかないのです。それが問題だ。
おまけ
仕事選びに関して参考にした本。