Power Automate の無償ライセンスを維持したまま、試用版ライセンス (Power Automate Plan 2 Trial) だけを無効化してみたかったので、上記ページで案内されている方法をやってみた。
前提
試用版ライセンス (Power Automate Plan 2 Trial) とは、以下の赤枠部分(無料試用版を開始する)から取得可能なライセンスのこと。
「自分のライセンス」では、試用版ライセンスは Power Automate Plan 2 Trial として表示される。
ライセンスの種類
上記ブログによると、ライセンスには Internal ライセンスと Viral ライセンスの 2 つがあるとのこと。
- Internal :Power Automate / Power Apps ポータルからユーザーが自身で取得する無償版・試用版ライセンス
- Viral: 管理者により付与される無償版・試用版ライセンス、および https://signup.microsoft.com/ からユーザーが自身で取得する無償版・試用版ライセンス
試用版ライセンスはポータルから取得しているので、「Internal」ではないかと思われる。Ctrl + Alt + A
でアカウントに紐づいているライセンスを確認してみたところ、「FLOW_P2_TRIAL_INTERNAL」が有効("isCurrent": true)になっているので、やはり「Internal」ではないかと思われる。
試用版ライセンスを無効化してみる
上記ブログによると、以下の2種類のコマンドで無償版、試用版のライセンスを無効化し、利用停止にできるとのこと。
Remove-AllowedConsentPlans -Types "Internal"
Remove-AllowedConsentPlans -Types "Viral"
今回、無償版ライセンスは維持したいので、Remove-AllowedConsentPlans -Types "Internal"
だけやってみた。
結果
無事に「自分のライセンス」から試用版ライセンス (Power Automate Plan 2 Trial) だけが消えた。
再度試用版を開始できるようにするためには、予め以下のコマンドを実行する必要がある。
Add-AllowedConsentPlans -Types "Internal"
なお Remove-AllowedConsentPlans
や Add-AllowedConsentPlans
はテナント全体の設定を変更するものであり、すべてのユーザーに対して適用される。個別のユーザーを対象にするパラメーターは用意されていないようだ。