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【JavaScript】JavaScriptまとめ④(関数)

Last updated at Posted at 2023-03-25

概要

JavaScriptの理解を深めるため、
51vlB3JskRL.jpg
で学習した内容を記載していく。

本記事では、関数について記載する。

関数とは

関数とは、「処理をひとまとめにして名前をつけたもの」である。

関数は、インプットとして受け取った値を使って処理を行い、その処理結果をアウトプットできる。
プログラミングの世界では、このインプットのことを引数と呼び、アウトプットのことを戻り値と呼ぶ。

関数の書き方

関数を作ったタイミングでは、まだ中身の処理は実行されない。処理を実行させるには、関数を「作るコード」とは別に、「実行するコード」を記述する必要がある。関数を作ることを関数を定義するといい、関数に処理を実行させることを関数を呼び出すという。

関数宣言

引数と戻り値が存在しない場合

関数宣言によって関数を定義するには、functionキーワードに続いて関数名()のように書く。その後ろの{}で囲まれた範囲に、関数で実行する処理を書く。

function 関数名() {
    処理;
}

定義された関数を呼び出すには、関数名()のように書く。

関数名();
function.js
// 関数を定義
function hello() {
    console.log('こんにちは');
}

hello(); // 関数を呼び出す

引数が存在する場合

関数を定義する際の引数を仮引数という。

function 関数名(仮引数) {
    処理;
}

一方、関数を呼び出すときに実際に渡される引数を実引数と呼ぶ。

関数名(実引数);

引数でAliceを渡したら、こんにちはAliceさんと表示し、Bobを渡したらこんにちはBobさんと表示するようなプログラムを考える。

function_with_argument.js
// 関数の定義 
function hello(name) {
    console.log(`こんにちは${name}さん`);
}

// 関数の呼び出し
hello('Alice');
hello('Bob');

戻り値が存在する場合

戻り値を指定するにはreturn 戻り値のように書く。

// 関数を定義する
function 関数名() {
    処理;
    return 戻り値;
}

例として、数字の3.14を返すだけの関数を作る。

pi.js
function pi() {
    return 3.14;
}

const a = pi(); // 関数pi()を呼び出し、その戻り値を、変数aに代入している
console.log(a);

引数と戻り値が存在する場合

「引数で受け取った数値の2倍を返す」関数は以下のように書くことができる。

double.js
function double(number) {
    const result = number * 2;
    return result;
}

const a = double(10);
console.log(a);

const b = double(8);
console.log(b);

中身の処理ではnumber * 2で引数の2倍を計算し、その結果を変数resultに代入している。return resultとすることで、計算結果を返すdouble関数完成する。

引数の応用

デフォルト引数

default_args1.js
function hello(name) {
    console.log(`こんにちは${name}さん`);
}

hello('Alice');
hello();

この関数Aliceという名前がわかっている場合は、hello('Alice')のように関数を呼び出し、求める処理を実行することができる。しかし、もしも人物名がわからない場合、例えばhello()のように引数を省略すると、こんにちはundefinedさんという文言が表示されてしまう。

デフォルト引数を使って改良してみよう

デフォルト引数を使うことで、上記の問題を改善することができる。
例えば、人物名がわからない場合は、こんにちはundefinedさんと表示するのではなく、こんにちはゲストさんと表示したいとする。その場合は以下のように書くことで実現することができる。

default_args2.js
function hello(name = 'ゲスト') {
    console.log(`こんにちは${name}さん`);
}

hello();

ポイントは1行目のname = 'ゲスト'の部分。もしも関数を呼び出すときに実引数が渡されなかった場合は、=右辺のゲストという値が代わりに使われる。=右辺の値をデフォルト値と呼ぶ。このように、デフォルト値が設定された引数のことをデフォルト引数という。

function 関数名(仮引数 = デフォルト値) {
    処理;
}

関数式

関数式とは

関数式は関数宣言と異なり、文字通り関数を「式」として扱うことができる。

関数式の書き方

以下は、関数式を変数に代入する方法。

const 変数名 = function (引数1, 引数2, ・・・・・) {
    処理;
    return 戻り値;
}

関数式と関数宣言の主な違いは、functionキーワードの直後に関数名が存在しないこと。関数式はこのように名前のない関数を作ることができ、その関数は無名関数とも呼ばれる。

function_expression.js
// 関数式を用いた関数定義
const sayHello = function() {
    console.log('こんにちは');
}

// 関数の呼び出し
sayHello();

上のコードはsayHelloという変数に関数式を代入している。このように書くことでsayHelloは関数と同じ振る舞いをすることになる。関数の呼び出しは関数宣言と同様にsayHello()と書く。

スコープ

変数には有効範囲が存在する。ある変数を定義したときに、有効範囲を越えた場所では、その変数を使うことができない。この有効範囲のことをスコープという。

関数スコープ

関数スコープとは関数を定義する際に作られるスコープである。

scope.js
// 関数スコープ
function sample() {
    const x = 10;
    console.log(x); // sample関数内部からxを参照することはできる
}
sample();
console.log(x); // sample関数外部からxは参照できないためエラーになる

ブロックスコープ

ブロック文によって作られるスコープをブロックスコープと呼ぶ。

block_scope.js
if (true) {
    const x = 10;
    console.log(x); // ブロック内部から変数xを参照することはできる
}
console.log(x); // ブロック外部から変数xは参照できないためエラーになる

グローバルスコープ

グローバルスコープは入れ子構造の一番外側に常に存在しているスコープである。
グローバルスコープで宣言された変数をグローバル変数と呼ぶ。

const z = 1; //

function doSomething() {
    console.log(z); // zを参照することができる
}

if (true) {
       console.log(z); // zを参照することができる
}

 

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