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GDKを利用してGlassアプリをビルドするまで

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Google Glass Enterprise Edition 2 を想定して、GDKを利用してGlassアプリをビルドする方法

今更ながら、Google Glass向けのアプリケーションをビルドするところまで検証してみました。
ビルドを通すだけが目標なので、Runまでは動作確認していません。
また、記憶を頼りに書いているので漏れている部分がるかもしれません。

環境

  • MacOS Mojave
  • Android Studio

全体の流れ

  1. Android Studioのインストール
  2. GDKのインストール
  3. NDKのインストール
  4. toolchains配下の構成変更
  5. スケルトンプロジェクトの作成
  6. gradle-wrapper.propertiesの編集
  7. build.gradleの編集
  8. Edit Configrations...からModule、Activityの設定
  9. Restart

詳細

Android Studioのインストール

このへん
https://akira-watson.com/android/adt-mac.html
を参考に、
https://developer.android.com/studio
から最新のAndroid Studioをダウンロードし、ローカルにインストールしました。

GDKのインストール

GDKはSDK Managerからインストールします。
Glass Development Kit PreviewはAndroid4.4の中にあります。(ShowPackage Detailsにチェックをつけてください。)
スクリーンショット 2019-10-02 17.46.36.png

NDKのインストール

File > Project Structure...からインストールします。
参考)https://qiita.com/atsuya046/items/80989f328286b4c1a1b5

インストール後はSDK Locationが以下のようになっていればOK。(userのところは自身のユーザー名)
スクリーンショット 2019-10-02 17.50.50.png

toolchains配下の構成変更

このままだとビルド時にフォルダ参照が足りずエラーが出ますので、以下の操作を実施してください。

  • /Users/user/Library/Android/sdk/ndk-bundle/toolchainsにアクセス
  • aarch64-linux-android-4.9を複製しmips64el-linux-androidにリネーム
  • arm-linux-androideabi-4.9を複製しmipsel-linux-androidにリネーム
    以下のようになっていればOK。
スクリーンショット 2019-10-02 17.56.43.png

スケルトンプロジェクトの作成

GDKのインストールに成功していればStart a new Android Studio projectにGlassタブが現れているはずです。
今回はSimple Live Cardを選択します。
スクリーンショット 2019-10-02 17.59.46.png

gradle-wrapper.propertiesの編集

GradleがGDKを認識するために、ダウングレードが必要です。
gradle-wrapper.propertiesを以下のように記載してください。

gradle-wrapper.properties
distributionUrl=https\://services.gradle.org/distributions/gradle-3.5-all.zip

build.gradleの編集

こちらも同様にGradleのダウングレードになります。
build.gradleは2つあると思いますので、まずはProjectのものから。

  • google()のコメントアウト
  • classpathの修正
build.gradle
buildscript {
    repositories {
        // google()
        jcenter()
    }
    dependencies {
        classpath 'com.android.tools.build:gradle:2.2.3'
        // NOTE: Do not place your application dependencies here; they belong
        // in the individual module build.gradle files
    }
}
allprojects {
    repositories {
        // google()
        jcenter()
        
    }
}

次にappのもの。
compileSdkVersionにGDKを指定し、buildToolsVersionを29.0.2とします。

build.gradle
compileSdkVersion "Google Inc.:Glass Development Kit Preview:19"
buildToolsVersion "29.0.2"

Gradleのダウングレードをすることで、implementationが使えなくなりますのでcompileに変更します。

build.gradle
dependencies {
    compile fileTree(dir: 'libs', include: ['*.jar'])
}

Edit Configrations...からModule、Activityの設定

Module、Activityを指定します。
画面のようになっているはずです。
スクリーンショット 2019-10-02 18.13.55.png

Restart

最後にFile > Invalid Caches / Restart...でAndroid Studioを再起動すれば、ビルドが通るはずです。
スクリーンショット 2019-10-02 18.16.45.png

最後に

Android Studioを触るのは初めてでしたが、Gradleの仕組みやビルド方法など勉強になりました。
基本的にやったことはエラーメッセージに対して対処療法を繰り返すだけです。
GDKが新しくなれば、上記の操作は不要になると思いますが、現状詰まるポイントがたくさんありますので、記事として作成しました。

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