4
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

コンソールで動くエディタを作る(19日目) コードを読みやすく、安定動作に!?

Posted at

本稿は自作エディタをつくる Advent Calendar 2016の19日目です、レポジトリはこちら

自分の中で読みづらいと思っているのは、主にstring_type.cです。
今日はそこを綺麗にしつつ、バグを取っていきます。

コードを読みやすくする

いままで、

  • utf8の1文字をmbchar型
  • 行先頭から末尾までをline型
  • ファイル先頭からファイル末尾までをtext型と名付けていましたが

それぞれutf8char型、mutable_string型、lines型と呼ぶことにします。

名付けたときの思いに反して、line型が示す内容が直感的ではない気がしました。
text型がlineっぽい名前であるべきかなと。

あとは、より説明的な名前にしました。

mbcharはmulti-byte charのつもりだったのですが、
現時点ではutf8しか対応できてないのでutf8charにしました。

あわせて、メソッド名もわかりにくいものは順次なおしています。

引数がわかりにくい似たメソッド(X座標とY座標)を、メソッド名に引数はX座標だよ、
みたいな命名したところだけがキャメルケースになっていました。(他はスネークケース)
書いたとき、Objective-Cを連想したんでしょうか。
・・・Cって普通スネークケースなのかな。cursesはスネークケースだったけど。

nullチェックと静的解析

16日目を参考に、地道にnullチェックを追加していきます。
地道すぎる、静的解析ツールほしい!と思ってcppcheckを試して見ます。

$brew install cppcheck
$cppcheck --enable=all . 2>err.txt

すると

[file/reader.c:17]: (style) The scope of the variable 'c' can be reduced.
[file/reader.c:20]: (style) The scope of the variable 'mbsize' can be reduced.
[type/lines_type.c:97]: (style) Variable 'prev_width' is assigned a value that is never used.
(information) Cppcheck cannot find all the include files (use --check-config for details)

3行しか怒られなかった。nullチェック漏れは見つからず。

4行目の --check-config をつけると
[main.gen.h:7]: (information) Include file: <stdio.h> not found. Please note: Cppcheck does not need standard library headers to get proper results.
見つからなくても大丈夫らしいので、気にしないことにしました。
いちおう指摘をなおします。

facebook-inferは使い方がわからず。

$ infer -- clang -c main.c
Capturing in make/cc mode...
In file included from main.c:1:
./main.gen.h:7:10: fatal error: 'stdio.h' file not found
$infer -- gcc -c main.cもだめでした。

こちらはstdio.hがあるフォルダにシンボリックリンク貼ったりしたけど、結局諦めました。

そして地道にnullチェックを続けます。

mutable_string(ポインタ)を別のラインにつけかえて、
それを所持していたlineをfreeするときに、
間違えて再利用したはずのmutable_stringまでfreeしていた箇所を直すと、
だいぶ動作が安定してきました。

・・・静的解析は教えてくれなかったけど。

余談: 可変長配列の実装

全体的に、合ってるかの自信は全くないです

swift

世の中の可変長文字列はどうなってるんだろう、可変長配列になってるのかな、と思ってswiftを調べてみました。

bufferなるものを足していくらしい、たぶんmallocみたいなやつなのかな

capacityを指定してmallocするらしい、たぶん

つまり、必要に迫られたときに必要に応じて確保して後ろにつなぐ。
サイズがマチマチなメモリ領域をリストでつなぐ構造・・・なのかな?

ここがリスト構造っぽいけど、_SliceBuffer内のイテレータの動きがわからず確信が持てない。

swiftってswift自体(とgyp)で書いてるんですね。参照カウンタっぽいコードが多い。

PHP

PHPを調べると

hashになってるのかな。プリミティブ型としてarrayっぽいものがない雰囲気。

いや、配列型がないわけないような・・・。見つけられず。

Ruby

Rubyは

配列を伸ばすときに、おっきい領域を確保しなおして、そこにコピーかな?たぶん。

Rubyって標準ライブラリいっぱいあるなって思いました。

今日のまとめ

  • 徐々に読みやすいコードを目指しています
    • メソッド名・型名を他の人が見やすくした、つもり
    • フォルダわけも少し手直し
    • 1ファイル100行以内を努力目標にして、だいたい130行以内くらいに収まりつつあります
  • バグ修正して、だいぶ落ちなくなってきました(当社比)
  • 静的解析ツールを試してみました、微妙かも

明日は、後回しにしていた自動テストとincludeの見直しをしたい!

4
0
3

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?