はじめに
Windowsで複数バージョンのRubyを切り替えるツールのpikがPowerShellでは動作せず困っていました。
※pikは長い間メンテナンスされていないようです。
回避方法として、Rubyのバージョンを切り替える際は、都度Rubyのbinにパスを通していましたが、非常に不便でした。
そこで、代替ツールを探していたところ、同様な機能を持つuruを発見しました。
以下、インストール手順や使い方についてまとめます。
環境
- Windows7 Professional SP1
- PowerShell 3.0
- uru-0.7.5-windows-x86
インストール手順
- C:\toolsディレクトリを作成
- ダウンロードページより、圧縮ファイルをダウンロード
- 圧縮ファイルを解凍したuru_rt.exeを、C:\toolsに配置
- 環境変数PATHにC:\toolsを追加
- コマンド実行
cd C:\tools
uru_rt admin install
使い方
- Ruby処理系のインストール
- pikやrbenvのようなインストール機能はない。
- 別途、RubyInstaller for Windows等でインストールする必要がある
- Ruby処理系の登録
-
uru admin add DIR [--tag TAG]
- DIR: Rubyのbinへのパス
- TAG: Ruby処理系の名称
- eg:
uru admin add C:\ruby200\bin
-
- Ruby処理系の切り替え
-
uru TAG
- TAG: Ruby処理系の名称
- eg:
uru 200
-
- 登録したRuby処理系の一覧
uru ls
- 登録したRuby処理系の名称変更
-
uru admin retag CURRENT NEW
- CURRENT: 現在の名称
- NEW: 変更後の名称
- eg:
uru admin retag 200 200p481
-
- 登録したRuby処理系の削除
-
uru admin rm TAG
- TAG: Ruby処理系の名称
- eg:
uru admin rm 200p481
-
- デフォルトのRuby処理系の登録
- 環境変数PATHに登録されているRuby処理系が登録されると思われる(未検証)