(標準状態の) Emacs で C-v を押すと,半画面 scroll する.これは scroll-up-command という函数を起動している.この函数について describe-function すると, window.el という lisp file で定義されていることがわかる.
(標準状態の) Emacs で C-h を押すと, cursor が1文字分左に移動する.これは函数名は backward-char であり,C source code で定義されている.
このように, Emacs の函数は, lisp file で定義されているものと, C source code で定義されているものに大別される.
では, 前者の lisp file を全て削って, C source code から成り立っている部分だけを扱うことはできないか.つまり, Emacs の厚い鎧を全て外して,裸の Emacs を作る作業である.この状態の Emacs ならば,研究もしやすいのではないか.
この作業のために, Vagrant を使いたいと思う.Vagrant 上の Emacs ならば何度でも壊して入れ直すことができるから,手軽に研究できそうだ.
(つづく)