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iOS・iPadOSアプリのストア用スクリーンショット作成ガイド

Last updated at Posted at 2025-02-23

概要

最近、iOS・iPadOS・macOS標準のリマインダーと自動同期するカンバン型リマインダーアプリ「Kanbanize」をリリースしました。その際、App Store用のスクリーンショットを一から作成する機会があり、改めて方法を調べ直したので、その知見をまとめます。

image.png

App Storeに必要なスクリーンショットサイズ

iPhone向け

6.5インチディスプレイ(iPhone 11 Pro Max相当)のスクリーンショットが必須となっています。他のサイズも設定可能ですが、6.5インチサイズがあれば、App Store側で自動的にスケーリングして他のサイズに対応してくれます。

画面サイズ 代表的な機種
6.7インチ iPhone 15 Pro Max, iPhone 14 Pro Max
6.5インチ iPhone 11 Pro Max, XS Max
6.1インチ iPhone 15 Pro, iPhone 14, iPhone 13
5.5インチ iPhone 8 Plus, iPhone 7 Plus

重要なポイントとして、App Storeの検索結果では最初の3枚が表示されます。ユーザーの目を引くためにも、最低でも3枚は魅力的なスクリーンショットを用意することをお勧めします。

iPad向け

13インチディスプレイ(iPad Pro 13インチ相当)のスクリーンショットが必要です。

スクリーンショット作成手法の比較

1. シミュレータを使用する方法

最も確実で手軽な方法は、Xcodeのシミュレータを使用することです。

  • iPhone用:iPhone 11 Pro Maxのシミュレータで撮影
  • iPad用:iPad Pro 13インチのシミュレータで撮影

Kanbanizeの開発では、まずこの方法で基本となるスクリーンショットを撮影し、後述のFigmaで装飾を加えていきました。

2. Figmaテンプレートを使用する方法(推奨)

実際のアプリ画面に装飾を加え、よりプロフェッショナルな見た目にするために、Figmaのテンプレートを活用しました。

iPhone用テンプレート

数多くのテンプレートがある中で、iPhone App Store Screenshotsが特に使いやすかったです。このテンプレートは:

  • レイヤー構造が分かりやすい
  • カスタマイズが容易
  • モックアップの配置が直感的

iPad用テンプレート

13インチ向けの専用テンプレートは意外と少ないのですが、iPad Pro 11インチ用テンプレートを使用して作成した画像でも、App Storeへのアップロードが問題なく行えました。

3. Webサービスを使用する方法

App LaunchpadのようなWebサービスも選択肢の一つです。ただし、iPadのスクリーンショット生成機能は限定的なため、今回のプロジェクトでは見送りました。

まとめ:Kanbanizeでの実践から得た教訓

  1. まずシミュレータで基本となるスクリーンショットを撮影
  2. Figmaで装飾を加えて魅力的な見た目に仕上げる
  3. 必須サイズ(iPhone 6.5インチ、iPad 13インチ)を確実に押さえる
  4. 検索結果での表示を考慮して、最初の3枚に特に力を入れる

実際のアプリ開発では、機能開発に力を入れがちですが、App Storeでの見せ方も成功の重要な要素です。今回の経験から、計画的にスクリーンショット作成に時間を確保することをお勧めします。

最後に

この記事で紹介したスクリーンショット作成のノウハウは、私が開発した「Kanbanize」で実践したものです。

Kanbanizeは、iOS・iPadOS・macOS標準のリマインダーと自動同期するカンバン型リマインダーアプリです。タスクの進捗管理を直感的に行える看板型レイアウトを採用し、ドラッグ&ドロップで簡単にタスクの状態を管理できます。

主な機能:

  • iOS/iPadOS/macOSのリマインダーとシームレスな同期
  • カンバン型レイアウトでの直感的なタスク管理
  • ドラッグ&ドロップによる簡単な進捗更新
  • タイトル候補機能
  • 優先度設定と優先度順ソート

ぜひApp Storeでチェックしてみてください!

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