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ARCore Streetscape Geometry APIとGeospatial APIを試してみた

Last updated at Posted at 2023-07-10

ARCoreのStreetscapeGeometry APとGeosptatialAPIを試した感想について書いていきます。

image.png

Geospatial APIとは

GoogleがGoogle I/O 2022で発表したVPS(Visual Positioning Service/System)です。VPSは、カメラ映像とスキャン済みの空間情報を照合して、仮想と現実の空間を位置合わせする技術です。

詳細はこちら

Geospatial APIを使うと、こんなものが作れます。

Streetscape Geometry APIとは

  • Streetscape Geometry APIを使用すると、ユーザーの周りの建物のジオメトリを取得できます。
  • 2023年公開。
  • 半径100メートル以内に3Dメッシュを取得できます。
  • Streetscape Geometry API は Android と iOS で利用できます。

StreetscapeGeometry APIの動作例

StreetscapeGeometry APIを使うとこんなものが作れます。

同じように見えるけど何が違うのか?

Geospatial API

  • VPSなので、正確な現在位置の情報を取得することだけができる。
  • 建築物や地形のジオメトリを出現させる場合は、別サービスが提供する建築モデル(国土交通省のPLATEAUなど)と組み合わせる必要がある。
  • 建築モデルは位置合わせをして出現させる必要がある。とてもめんどくさい。
  • LOD1やLOD2の建築モデルを個別にダウンロードして、位置合わせなどをする必要がある。

Streetscape Geometry API

  • 正確な現在位置を取得し、さらに建築モデルと地形モデルを選択して取得できる。
  • APIだけで、半径100mの建築物や地形モデルをバックグラウンドで自動取得できる。
  • LOD 2 (一部LOD1)の忠実度の高い屋根形状を反映したジオメトリが取れる。

まとめ

Streetscape Geometry APIを使うことで、現実建築物の上にさまざまな演出を加えることができます。とても便利なので使っていきましょう。

この記事を読んで、Streetscape Geometryについて気になった方は、ARCore Streetscape Geometry APIを簡単に呼び出せるパッケージライブラリを公開したので使ってみてください。
tichise/streetscape-geometry: A library for calling the ARCore Streetscape Geometry API.

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