neovim用ファイラー「neo-tree」のインストールと設定方法
neovimで便利なファイラー「neo-tree」をインストールし、設定する手順を紹介します。
初めてneovimを導入する方にもわかりやすいよう、必要なパッケージやディレクトリ構成から丁寧に解説します。
1. neovimのインストール
まず、neovimがインストールされていない場合は以下のコマンドでインストールします。
sudo apt install neovim
2. ディレクトリ構成
設定ファイルは~/.config/nvim
に以下の構成で配置します。
~/.config/nvim
├── lua
│ ├── config
│ │ └── lazy.lua
│ └── plugins
| ├── nui.lua
| ├── plenary.lua
│ └── neo-tree.lua
└── init.lua
3. 設定ファイルの作成
init.luaの設定
init.lua
で、lazy.lua
を読み込みます。
-- init.lua
require("config.lazy")
lazy.luaの設定
lazy.lua
では、プラグイン管理用にlazy.nvim
を設定します。
-- lazy.lua
-- lazy.nvimのクローンと設定
local lazypath = vim.fn.stdpath("data") .. "/lazy/lazy.nvim"
if not (vim.uv or vim.loop).fs_stat(lazypath) then
local lazyrepo = "https://github.com/folke/lazy.nvim.git"
local out = vim.fn.system({ "git", "clone", "--filter=blob:none", "--branch=stable", lazyrepo, lazypath })
if vim.v.shell_error ~= 0 then
vim.api.nvim_echo({
{ "Failed to clone lazy.nvim:\n", "ErrorMsg" },
{ out, "WarningMsg" },
{ "\nPress any key to exit..." },
}, true, {})
vim.fn.getchar()
os.exit(1)
end
end
vim.opt.rtp:prepend(lazypath)
-- リーダーキーの設定
vim.g.mapleader = " "
vim.g.maplocalleader = "\\"
-- lazy.nvimのセットアップ
require("lazy").setup({
spec = {
{ import = "plugins" },
},
install = { colorscheme = { "habamax" } },
checker = { enabled = true },
})
neo-tree.luaの設定
neo-tree
プラグインを設定するためにneo-tree.lua
を作成します。neo-tree
は以下の依存関係がありますので、これらもインストールします。
-- neo-tree.lua
return {
'nvim-neo-tree/neo-tree.nvim',
requires = {
'nvim-lua/plenary.nvim',
'kyazdani42/nvim-web-devicons', -- ファイルアイコン用(オプション)
'MunifTanjim/nui.nvim',
}
}
その他の依存プラグインの設定
依存するプラグインはnui.lua
とplenary.lua
として、それぞれ以下の内容で設定します。
-- nui.lua
return {
"MunifTanjim/nui.nvim"
}
-- plenary.lua
return {
'nvim-lua/plenary.nvim',
}
4. neo-treeの便利なデフォルトのキーバインド
neo-tree
でよく使用するデフォルトのキーバインドの一覧をまとめました。
キー | 動作 |
---|---|
<cr> 1
|
ディレクトリ・ファイルを開く |
a |
新しいファイルを追加 2 |
A |
新しいディレクトリを追加 |
c |
ディレクトリ・ファイルをコピー |
d |
ディレクトリ・ファイルを削除 |
H |
隠しファイルを表示 |
i |
ディレクトリ・ファイルの情報を表示 |
r |
ディレクトリ・ファイルの名前を変更 |
P |
ファイルの内容をプレビュー |
q |
neo-treeを閉じる |
R |
更新 |
他の詳細なコマンドやオプションについては、neo-treeの公式READMEをご参照ください。
参考文献