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市民開発者を育てる上で気を付けないといけないことPart3

Last updated at Posted at 2024-02-18

1,はじめに

今回でpart3となりました。

大人に対して教えること、子供に対して教えることは違うなと感じています。
大人になると過去の経験をベースで物事を考えていて、その経験を理解した上で育てることが難しいです。
また学生時代は類推的な考え方を用いていたのに、大人になりその考え方を使わなくなったり、新たな考え方を感得したりすることができない人もいます。

2,市民開発者のモチベのケア

開発したいけど、講師から難しいと言われると嫌になる。

市民開発者が開発したいものを持ってきた時に、難しいロジックになることはあります。
この時に多くの市民開発者は「私にはできない」などネガティブになります。

誰にだってこの感覚はあるので、寄り添いながらほらこれでできるじゃん!と言うこと!

私は教員をしていたので、この場面には何度も出会いました。
正直言うと私も某国立大学の入試問題を教える時には一度解いて、何だこの問題難しいなとできないわーとなることもあります。
そのため、この嫌になる気持ちは理解することができます!
仕事でもこの仕事難しい嫌だなと思ったら市民開発者も同じ気持ちになっています。
では本題に戻って、モチベを上げるためにはこの難しいものは知ってしまえば、簡単だよって伝えることが大事です

難しいと思う理由はいくつかあります。
1,解決の手法を知らない。
2,抽象的だから。

これらを解決することが大事です。

3,アクティビティを統合的に見ることができるか?

アクティビティは多いため、全てを覚えることは難しいです。
なので私は新しいアクティビティが出て時には、間違えてもいいから相違点を常に考えて、覚えることを節約しています。
この感覚を育てることも大事です。

では繰り返しといったらいくつ思い浮かびますか?
調べてみるとたくさんありますね。
image.png
データテーブルの各行はよく使用すると思いますので、これをベースに統合していきます。
例えば、下記の2つは繰り返しというワードが同じですが、フォルダー内の各ファイルと同じことはありますか?
image.png

image.png

直感を働かせてみて同じ要素を考えてみましょう。
1,CuurentRow、CuurentFile(緑枠)
2,繰り返したいアクティビティを配置する位置(赤枠)
これらが同じだろうと思ったら、その直感を頼りにしてわからないところ(サブフォルダを含むなど)を調べて、アクティビティを実行してみましょう。

image.png
image.png

3,市民開発者自身で保守運用しやすいようにコードレビューをする

市民開発者自身で保守運用できるようにロボットを制御すること。

(1)テスト時に使用しているアクティビティにはマークを付ける。
(2)市民開発者が説明できないVb.Netは使わせない。
(3)開発したロボットを誰かに引き継ぐことも考えて注釈などを残す。

(1)テスト時に使用しているアクティビティにはマークを付ける。

下記のように社内ルール化することでコードレビューするときにマークで検索すればいいのでレビューする側の負担も減ります。
image.png

(2)市民開発者が説明できないVb.Netは使わせない。

これを許してしまうと、誰も保守運用ができないです。
下記の記事の 「3.(3)Configファイル(設定ファイル)の備考やアクティビティに注釈を書く。」 を参考にしてください。

(3)開発したロボットを誰かに引き継ぐことも考えて注釈などを残す。

これを行うか行わないかで誰でも保守運用するできるようにすること。
下記の記事の 「3,UiPathの引継ぎ資料とは?」 を参考にしてください。

4,おわりに

教えることは難しいなと感じながら業務をしています。
またUiPathでうまくいかないところを市民開発者と解決したときは嬉しいですね。
今、市民開発者のスケジュール管理などをしているため、リーダーの大変さも痛感しています。

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