1,はじめに
前の記事で引継ぎを少しでも楽にする方法について、まとめますと書いたのでそれをまとめることにしました。
この記事はUiPathの引継ぎについてまとめています。
2,引継ぎ資料はいつから作成するもの?
引継ぎ資料などは日頃から作成するものです!
どうしたらこの認識に変えられるかというと「いつでもこの現場をいなくなってもいい」と常に思い込ませることです。
「いつでもこの現場をいなくなってもいい」はいい加減な言い方かもしれないのですね。
これを言い換えると、「いつでも長期休みをとれるようにするため」 とした方がいいでしょうか。
この認識に変えることで引継ぎ資料を常に作成するようになります。
3,UiPathの引継ぎ資料とは?
(1)実行中の動きやロボットの説明を動画にする。
(2)改修履歴を残す。
(3)Configファイル(設定ファイル)の備考やUiPath Studioのアクティビティの注釈を書く。
(1)実行中の動きやロボットの説明を動画にする。
実行中の動きはUI操作があるものに対してはかなり効果があります。
・Excelなどの資料と違って書くことも読むこともなく、動画は見ているだけで済む。
・実行中の動画では普段の環境(ネットワーク、システムなど)の把握を動的に見ることができる。
・普段の保守運用でも画面の何が変わったのかを比較しやすい。
※ちなみにおすすめはデバックモードで強調表示を使用とするわかりやすいです。
・画面が変わるごとに動画を撮らないといけない。
・個人情報が残ってしまう場合もあるので動画で残すのはNGの場合がある。
(2)改修履歴を残す。
記載する観点としては下記の通りです。
a,いつどういう事象が起きたか。
b,aに対して、xmal内のスクショも含めどのように修正したか。
・a,bの履歴があることでUiPath初心者でない限り状況把握をしやすい。
・他のロボットでも同じエラーが起こったときには、この改修履歴を見ることで参考にできる。
改修の頻度や内容が多いと記載することが大変。
(3)Configファイル(設定ファイル)の備考やアクティビティに注釈を書く。
ここをしっかりと残しているかで次の人への助けになります。
・説明文が長いとかえってわかりにくくなることがある。
・改修毎に直す必要があり、都度変更することが大変。
おわりに
よく属人化という言葉を耳にしてそれを防ぐためにはどうしたらいいのかと考えてみた結果、この記事を作成できました。
「いつでもこの現場をいなくなってもいい」 や 「いつでも長期休みをとれるようにするため」 と思うことで、後に楽になります!