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パワポにソースコードを書いてPDF変換するとコピペがうまくいかない問題と対策

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問題と対処法のいくつかの候補

パワポで作成したプレゼンに、例示用のソースコードを記載して、
それをPDF化して配布することの善し悪しはさておき、
PDF化したドキュメント中のソースコードのコピペがうまくいかない場合の、
よくある原因と、その対策です。

引用符の変換問題

PowerPointには、引用符の見た目をきれいに整えてくれる、
親切機能があります。

"(Unicode値: U+0022)を人にやさしい、
“(Unicode値: U+201C)と、”(Unicode値: U+201D)
'(Unicode値: U+0027)を人にやさしい、
‘(Unicode値: U+2018)と、’(Unicode値: U+2019)
に変換してくれます。

多くのプログラマは通常、
“(Unicode値: U+201C)”(Unicode値: U+201D)‘(Unicode値: U+2018)と、’(Unicode値: U+2019)の記号は
使わないまま一生を終えると思うので、
プログラマにとっては、必要のない記号でしょう(断言はしません)。

対策

パワポのオプションから、
[文章校正] > [オートコレクション]の設定を変更します。
[入力オートフォーマット]から、勝手に変換して欲しくないオプションはオフにします。

すでに、作成済みの文章は、
全体確認して、
“(Unicode値: U+201C)”(Unicode値: U+201D)‘(Unicode値: U+2018)と、’(Unicode値: U+2019)は、
一切不要と判断したなら、全置換してしまうのもありかと。

コピペすると記載内容が複数回繰り返されてコピペされる問題

PDFにアクセシビリティ用の構造タグ情報が含まれている場合に、
これらの付加情報も含めてコピーされるようです。
アクセシビリティ用の構造タグは、主には読み上げに利用される情報のようです。

対策

アクセシビリティ用の構造タグをPDFに含める必要があるかどうか判断した後、
コピペ問題を回避する目的の方が優先と判断した場合は、オフにします。

PowerPointから、PDFをエクスポートする際に、
[オプション]から、
[アクセシビリティ用のドキュメント構造タグ]のチェックを外して、
エクスポートします。

その他

これで大抵のコピペ問題は回避できると思います。

見た目上だけの問題ですが、
パワポとかのデフォルトのフォントはプログラマ好みになっていないことが多いので、
プレゼン中もPDF配布資料も、ソースコード部分は、プログラマ好みの、
ゼロ0オーOの区別が付きやすいやつとかにするのがGoodだと思います。

配布時には、フォントの権利に気を配りつつ、PDFに埋め込むとよいと思います。

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