多少サバ読みしつつ、Webex Teams API Clientを使って、
15秒で、Botからメッセージを投稿するまでを実装してみます。
以下の記事で、事前準備は完了しているのが前提です。
TeamsAPIClientのインスタンスも作成済みの前提です。
以下の記事では、インスタンスは、teams
という変数名で参照します。
※トークンは、Botアカウントのトークンを使ってください。
// Cisco Webex Teams API Clientのインスタンスを作成します。
TeamsAPIClient teams = TeamsAPI.CreateVersion1Client(protectedToken);
1. では、Botからメッセージを投稿してみます
var result = await teams.CreateDirectMessageAsync("your_teams_account@example.com", "Hello, Cisco Webex Teams!!");
your_teams_account@example.com
の部分は、自分のCisco Webex Teamsのアカウント名にします。
これで、Botから、自分あてにメッセージが投稿されるはずです。
CreateDirectMessageAsync()は、Cisco Webex Teamsの1対1スペースにメッセージを投稿するメソッドです。
最初の引数が宛先となるCisco Webex Teamsのユーザで、2つ目の引数が投稿するメッセージのテキストです。
2. 成功したかどうかをチェックする
実際のアプリでは、成功したかどうかをチェックする必要があります。
こんな感じです。
var result = await teams.CreateDirectMessageAsync("your_teams_account@example.com", "Hello, Cisco Webex Teams!!");
if(result.IsSuccessStatus)
{
// 成功。
Console.WriteLine("メッセージを投稿しました: text = {0}, id = {1}", result.Data.Text, result.Data.Id);
}
else
{
// 成功していなければ、失敗。
Console.WriteLine("失敗しました: statusCode = {0}", result.HttpStatusCode);
}
戻り値を使って、成功したかどうかなどを確認できます。
成功していれば、result.Data
に、Cisco Webex Teams APIのデータが含まれています。
メッセージを投稿した場合は、投稿したメッセージを表すオブジェクトが格納されています。
今回は、事始めなので、さくっとやってみるのが目的です。
中身の詳細は、また別途記事にする予定です。
3. マークダウンで投稿してみる
var result = await teams.CreateDirectMessageAsync("your_teams_account@example.com", "Hello, **Cisco Webex Teams!!**");
Cisco Webex Teams APIを使ったメッセージの投稿では、一部のMarkdownが利用可能です。
Cisco Webex Teams APIで利用可能なMarkdownに関してはこちらを参照。
上の例では、
Hello, Cisco Webex Teams!!
のように、一部太字で投稿されるはずです。