動機
この動画を見てからneomuttを使い始めたんだけど、ウィンドウの挙動が気になった。
どうやらi3という「タイル型ウィンドウマネージャ」を使っているらしい。ちょっと使ってみたら「めちゃめちゃ良さげやんけ・・・!!」となったので導入したときのメモ。
環境
- ArcoLinux v19.03.3
- ThinkPad X1 Carbon 2018(USキーボード)
- マルチモニタ
- i3
ArcoLinuxのインストール
この記事を参考にした。
ArcoLinuxは結構最初からイイ感じにしてくれてるので最高。
i3環境の構築
muttの動画を紹介してるLuke Smithがスーパー便利なものを教えてくれる。
その名もLARBS。
実行するのは↓だけ。
$ su
# curl -LO larbs.xyz/larbs.sh
# bash larbs.sh
あとはユーザ名とパスワードを決めるだけで
- 必要なパッケージのインストール
- i3の見た目をイイ感じに
したユーザが作れるよ!!最高!
ユーザ名とパスワード入れればすべての設定をやってくれる。
今回はユーザ名testで作成。
i3環境のカスタマイズ
i3環境の構築が終わったらログアウト->右上のxfをクリック->i3を選択 ですぐにイケてるi3環境を使うことができるけど、その前に個人的な設定を入れていく。
ModをSuper->Altに
i3ではMod(LARBSのデフォルトはSuperキー)+なにか で操作していくことになるが、個人的に押しにくかったのでAltにしたい。
# su - test
[test@arcolinux ~]$
はい!この時点でなんかイケてる!
[test@arcolinux ~]$ cd .config/i3
[test@arcolinux i3]$ vim config
はい!vimもなんかすげぇカスタマイズされてる!!カスタマイズされすぎて面白い!!!
実際に使ってるのは ~/.profile
のEDITERで指定してるnvim。なので使いたいエディタをここに書けば簡単に変えられる。BROWSERとかTERMINALもお好きなものに。
編集するのは15行目
set $mod Mod4
set $mod Mod1
これでAltキーでいろいろ操作できる。
fcitxの設定
日本語設定はインストールのときにやったじゃん・・?って感じだけど、i3のために改めて設定しなきゃいけない。日本語入力ができなくて悲しい思いをするので先に設定しておく。
fcitxをi3でも起動する
編集するのはさっきと同じ~/.config/i3/config
。
$ vim config
どこに書いてもいいらしい。
けど、Starting External Scripts
のあたりに書いとくとわかりやすい気がする。
ということで47行目とかにfcitxを起動する設定を入れる。
# Run fcitx
exec --no-startup-id fcitx
↑で日本語入力できるとおもいきや
多分できない。
ちょっと調べると~/.xinitrc
にGTK_IM_MODULE=fcitxとか書くんだよ!的なのがヒットするけど、
ここはあえて~/.xprofile
に書いていく。
ちなみに、LARBSで~/.xprofile
は~/.profile
のシンボリックリンクとして作成されているので、直接~/.profile
を編集してもOK。
27〜31行目に書いておくとイイ感じ?
# Use fcitx
export DefaultImModule=fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
多分これでi3にログインしても日本語入力ができるようになっているはず。
Caps->Super(+Esc)->Ctrl
LARBSでCapsLockはSuper(とEsc)になっている。
というのもデフォルトでModにSuperが使われていて、ここにあると便利だからだと思う。
ModにはAltを当ててこの設定は意味が半減している+CtrlがCapsにないと無理なので
設定を変更していく。
まず、CapsLockをSuperにしている設定ファイルを確認。
[test@arcolinux ~]$ cat .scripts/tools/remaps
#!/bin/sh
# This script is called by i3 on startup to remap keys.
# Increase key speed via a rate change
xset r rate 300 50
# Map the caps lock key to super...
setxkbmap -option caps:super <-CapsLockをSuperに
# But when it is pressed only once, treat it as escape.
killall xcape 2>/dev/null ; xcape -e 'Super_L=Escape' <-一瞬だけCapsLockを押したら左Superに
# Map the menu button to right super as well.
xmodmap -e 'keycode 135 = Super_R'
正直よくわかんない。
多分全部書き換えちゃえば大丈夫じゃね?という乱暴な発想で消す。
でもちょっと勉強になりそうなのでとっておく。
[test@arcolinux tools]$ cp -ip remaps .remaps
[test@arcolinux tools]$ diff remaps .remaps
[test@arcolinux tools]$
[test@arcolinux tools]$ echo "" > remaps
[test@arcolinux tools]$ vim remaps
setxkbmap -option ctrl:swapcaps
これで日本語入力はいい感じになるはず。
i3でログイン
ログアウト+i3選択(多分右上?)してログイン
マルチモニター
モニターに接続して使用する場合、どっかで設定を保存・読み込む必要がある。
Mod+F3(or terminalでarandrうつ) でモニタの設定をいい感じに。
autorandrをインストール。
autorandrは現在のモニタ設定を保存・復元してくれるやつ。
# pacman -S autorandr
# su - test
$ autorandr -s default
これで現在の設定が保存される。
あとは↓をi3のconfigにかいておけばOKなはず
exec --no-startup-id autorandr -c
おまけ
ホームディレクトリは英語にしたい
LANG=C xdg-user-dirs-update --force
ls | grep -v ^[A-Z].* | xargs rmdir