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CSS 擬似要素と擬似クラス

Last updated at Posted at 2023-05-20

擬似要素とは

擬似要素とは,要素の一部に対してスタイルを適用できる指定方法である.擬似要素を利用することで,HTMLを変更することなく,要素内の特定の部分にスタイルを適用させることができる.

擬似要素の基本構文

セレクタ:擬似要素{
    property: value;
}

セレクタと擬似要素を,コロンを2つで繋ぎ,適用したいプロパティを記述することで利用することができる.

擬似要素のメリット

先ほど述べたように,擬似要素を使うことでHTMLを変更することなく特定の部分にCSSを適用させることができる.以下の2つのコードはどちらも同じ結果を出力する.擬似要素を利用することで,HTMLの簡略化ができていることがわかる.

◯擬似要素を利用しない場合

<!-- html -->
<p><span></span>初の文字だけ赤色です.</p>
<!-- css -->
<style>
    span{ color: red;}
</style>

◯擬似要素を利用した場合

<!-- html -->
<p>最初の文字だけ赤色です.</p>
<!-- css -->
<style>
    p::first-letter{ color: red;}
</style>

↓結果
擬似要素.png

主要な擬似要素

ここでは,代表的な擬似要素を挙げる.他のもたくさんある.

機能
::after 選択した要素の直後にスタイルを適用した要素を付け加える
::before 選択した要素の直前にスタイルを適用した要素を付け加える
::first-letter 要素の一番最初の文字に対してスタイルを適用する
::first-line 要素の最初の行に対してスタイルを適用する

::after::beforeはどちらも新たに付け加える内容を書く必要があるため,content: ;というプロパティが必ず必要となる.

擬似クラスとは

擬似クラスとは,選択された要素に対して,特定の状態である場合にスタイルを適用できる指定方法である.ユーザの動きに対してもデザインを変化させることができ,擬似要素と同様に,HTMLに一切変更を加える必要がないというメリットがある.

擬似クラスの基本構文

セレクタ:擬似クラス{
    property: value;
}

擬似要素と異なり,セレクタと擬似クラスをコロンを1つで繋ぎ,適用したいプロパティを記述することで利用することができる.

代表的な擬似クラス

1.:hover
:hoverはマウスカーソルが要素の上に乗った時にスタイルを適用する.

element:hover{
    property: value;
}

2.a:link(a:visited)
aタグに対して,そのリンクが未訪問の状態である場合にスタイルを適用する.逆に訪問済みの状態を指定する場合はvisitedにすることでスタイルを適用できる.

a:link{ property: value;}
a:visited{ property: value;}

3.:nth-chile(n)
親要素内のn番目の要素に対して,スタイルを適用させることができる.

element:nth-chile(n){ 
    property: value;
}

他にも,文書の言語や時間によってスタイルを変える擬似クラスもある.必要に応じて調べるのが良い.

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