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Web三層構造

Last updated at Posted at 2023-03-23

Web三層構造とは

Web三層構造(アーキテクチャ)とは,大規模WebシステムやWebアプリケーションを支える技術/構造の1つである.Webシステムはクライアントサイドとサーバサイドで通信を行い処理が行われるが,これらを構築するときの基本的な構造としてWeb三層構造が利用される.
Webシステムの処理内容によって以下の3つの層から構成される.

  • プレゼンテーション層
  • アプリケーション層
  • データ層

各層の役割と利用されるサーバ

Web_3_architecture.png

プレゼンテーション層

ユーザのWebブラウザ上に画面(静的コンテンツ)を表示させるための層.
webブラウザ(safariやGoogle Chromeなど)Webサーバが役割を担う.Webサーバはブラウザからの閲覧要求(リクエスト)をもとに,ページ情報を返す.また,必要に応じてアプリケーション層に動的な処理を要求する.

アプリケーション層

Webシステムの動的処理を行う,アプリケーションの中核となる層.
アプリケーションサーバが役割を担う.プレゼンテーション層から受け渡された情報をもとに,命令実行や表示画面の作成などの何らかの処理を行う.

データ層

アプリケーションによって処理された情報を保管/管理する層.
データベースサーバが役割を担う.アプリケーション層の処理内容に応じて,データ処理や管理を行う.

Web三層構造のメリット&デメリット

Webシステムを実装する際に,Web三層構造を利用することで以下のメリット/デメリットがある.
○メリット
・サーバの負荷分散による,処理の高速化と耐故障性が高まる
・故障範囲の限定できるため,故障したサーバのみを修理すれば良い
・各層の独立性が高く,開発作業を層ごとに並行して行うことができる
×デメリット
・物理サーバを複数用意する場合は費用がかかる.

開発に使用される開発言語/ソフトウェア

Webアプリを開発する際に,それぞれの層は以下のような開発言語/ソフトウェアで実装される.

実装方法
プレゼンテーション層 HTML,CSS,JavaScript
アプリケーション層 Java,Ruby,PHP,Python など
データ層 MySQL.Oracle,PosrgreSQLなどのDB管理ソフトウェア
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