前職で一度体調を崩してから今は回復し、異業種から中途採用でITエンジニアとして内定をいただき、この2月から働かせてもらうようになった32歳おっさんです。まだまだ真の弱々なので、今日も会社で使うツールの研修を受け、休みの日は今後職務で使うであろうVBAや、もしかしたら使うかもしれないPython(openpyxlとか)を勉強しています。
最近、上記タイトルの本が初版から重版され(=本が売れると新しく本が刷られるが、その中で本の内容が少しずつマイナーチェンジされること)、どうやら漫画化されたりドラマ化されたりする等、初版発売当初と比べ遙かに売れていて、つい技術書を買うついでに買ってみたら、IT業界に関わることで気づいたことがあるので、まだまだ青二才ながら、その説をこのQiitaを通して提唱してみます。その説とは
「歌舞伎町を始め、性風俗産業で不本意ながら働かざるを得ない状況に陥っている(特に地方出身の)女子大学生ないし、Z世代~ゆとり世代の中には、優秀なエンジニアの卵になる人が意外といるかもしれない説」です
そもそもタイトルの「東京貧困女子。」とは
フリーライターの中村敦彦さんによる東洋経済オンライン「貧困に喘ぐ女性の現実」として連載されていたルポタージュ(筆者自らが本に載っている人々に直接交渉取材し、それをまとめたもの) を書籍化した本です。2019年に初版が発行され、最新の『相棒』『ピンクレディー』で有名な水谷豊と伊藤蘭の娘である趣里が表紙に載っている本は第8版です(下記リンク参照)
Amazonリンク
前職のときに買ったものは、コロナ前だった記憶があるので少なくとも最新の版ではなく、上記リンクにあるようにお洒落なカバーではなく普通のべた塗りかモノトーンみたいな感じの地味な文庫本でした。
1つのテーマとしては(私の取り違いでなければ)
日本全体の世帯収入の中央値の低下、今の学生・ゆとり~Z世代の状況、世代間の認識のズレなどの複合的な原因からからくる学生や若者の貧困、とりわけ地方出身者が上京した場合のリスク
が書かれています。なお、中には普通に超難関大の医学部生とかも出てきます。女性の方にとっては、またお子さんに娘さんを持っている親御さんにとっては結構どぎつい内容なので、読むときは精神が安定しているときに読むことをオススメします。ただ版が変わって気づいた改善しているかもしれないことがありました
ある章?(節?)が無くなった(ルポタージュの連載を書籍化しているという性質上、ただ版が違うと普通にあり得るだけなのかもしれませんが・・)
前職で勤務先が異なるときにその初版を買い、転職等に伴い引っ越したので、その初版は今手元にないのですが、(おそらく、引っ越したときの荷物の一部を仮置きさせてもらっている母の実家??) おそらく初版と思われるものに個人的に印象的な部分があります。今、手元に原本が見つからないのであくまで自分の記憶ですが、おおよそ以下のような文章がある章?(節?)にありました。
「うちの地域には、女性がやる産業は公務員かカニの加工のような水産業か農業しかない。だから、仮に勉強ができたとしても地元に戻っても勉強が活かせるようなやりたい仕事はない。だから上京した。(結果、貧困状態に陥ってしまった)」
どこの話かというと
山陰地方(島根だった気がします)の海側の話です
これは地方から上京する女子大生や若者全てに当てはまります。(※男子大学生の場合は、ママ活、闇バイト等に手を染めてしまうケースがあるようです。女性に限った話ではありません)そして、先述のように東京では地元の地方にいれば受けられるかもしれなかった援助も受けれず、日本学生支援機構の奨学金という名の学生ローンや生活費諸々、徐々にお金が足りなくなり、地方から覚悟して上京したにもかかわらず(当時私が読んでいた版の女子大生?は)好きでもないおじさんの陰茎を加える等「不本意な」性行為に従事せざるを得ない環境に陥る、みたいな話がこれでもかと載っています。
支出例:1970年頃の国公立大学の「1年間」の学費2~3万ですが、今はおよそ54万円です。単純に20倍以上あります
なお、テイストは違いますが似たような話に「ヒマチの嬢王」という鳥取県を舞台にした元歌舞伎町No1だった鳥取の主人公が地元をキャバクラから立て直す漫画もあります。
しかしながら、現役エンジニアの方や人事・広報の方はご存じのように、今現在島根・鳥取はMatzさん等の力があり、RubyはもちろんのことJavaやPHPを始め多くのプログラミング言語を扱う企業の誘致に成功しており、駆け出しのエンジニアにとっては「東京から見た」田舎さえ苦にならないのであれば比較的ブルーオーシャンです。
※少なくともたぶん想像している以上にコンパクトではありますが街が広がっています
また、島根由来の東京や関西や広島に支社のような拠点があるIT会社は意外とあり、あのMatzさんもそのような会社の1つに所属しています。
詳しくは以下リンクへ(※IT Works 島根という地元の基幹鉄道の一畑電鉄という会社が主催の転職斡旋サイト)
実際に私もついこの前の12月にここ主催の企業訪問ツアーに行ってきて、いくつかのIT企業を訪ねたところ、多くの女性の方が正規のエンジニアとして働かれていました。また、人口比に対して、思っている以上に山陰はIT企業で溢れていました。 もしかしたら、私が最初に手に取った初版(?)に載っていた状況に陥りかけていた当時の高校生・大学生の中にはそれで救われている学生もいるかもしれないです。
(※ちなみに、島根県には出雲市に羽田直通の空港があります)
以上のことから?、思っている以上に今もルポライト(ルポタージュを書くこと)を続けている中村さんの他の著作も読む限り、山陰地方以外にも局所的に見れば、私の地元含め同様な地方は少なくないので、風俗には
地方出身の国公立理系レベルの女子大生もしくは、それと同様に(高卒ではあるけれども)コミュ力や根性のある女性が紛れている(特に、非関西・非関東出身の方)
ように思います。もちろんプログラミングや数学(的思考)の得意・不得意はあると思いますが、IT業界は
時間を問わない働き方がある(クラウドワークス等)
極論PCと衣食住さえ整っていればできる
技術力が高ければフルリモートも可能である
(目は疲れるかもですが)肉体労働ではない
ので、所謂 夜職で今後の進展に迷っている方のセカンドキャリア、もしくは本来やりかったことへの資金源に良いのではないかと思い、この糞みたいな記事を書きました。
以上のことから、エンジニア不足に迷っている企業は以外と歌舞伎町や北新地・十三あたりにお互いにwin-winになるような金の卵が眠っているかもしれないと思い最初の説をまだまだ真のよわよわながら唱えてみました。経済的に困窮すると精神的に余裕がなくなり、情報収集・整理もできなくなりがちなので、企業側からアプローチをかけると(全員は無理かも知れませんが)困窮から抜け出す手がかりをつけることのできる女性もいるのではないかと思います。
とりあえず、東京にこだわりすぎず、地方の「支社」にも目を向けることをオススメします。※逆に東京に支社をもつ地方由来のIT企業も今はある。
次もオススメです。※東海圏では有名な転職フェア(※静岡の企業もブースを出すときがあります)