はじめに
想定する読者層
- Misskey Plugin/Themeを作ったことがある
- Misskey Plugin/Themeの配布を検討している
- 自分でサーバーを持つ気がない
この記事は昔書いた記事を少し書き換えたような記事です。
前の記事と同じことを繰り返し書いてますが、これはこの記事だけで情報が完結するようにするためです。
メリット
まず初めに、この手法を使った場合のメリットを明らかにしていきます。
製作者のメリット
- サーバーを自分で用意する必要がない
- 専門的な知識がそれほど必要ない
- 無料
ユーザーのメリット
- インストールが簡単になる
手順
前提
以下の環境が整っていることを前提とします。
- Misskey PluginまたはThemeのソースファイルがある
- 改行コードが
LF
(\n
)である
また、以下の環境があることを推奨します。
- パソコンからもろもろの作業ができる
ただ、一応スマホからでもできないことはないと思います。
ソースファイルからhash値の計算
ソースファイルのハッシュ値を計算しましょう。sha512sum
コマンドであればターミナルからhash値を計算できます。
$ sha512sum {FILE_NAME}
{HASH} {FILE_NAME}
コマンドを実行した結果はhash値と入力したファイル名が出力されます。
ここで出力されたhash値はファイルの整合性チェックに使います。
JSONの用意
{
"type": "{TYPE}",
"data": "{CODE}"
}
{TYPE}
はplugin
かtheme
のいずれかです。適当な方を選びましょう。
{CODE}
はリソースのソースコードを文字列で入力します。このとき、改行(\n
)やダブルクオーテーション("
)、バックスラッシュ(\
)などは適当な形でエスケープする必要があります。
MisskeyのドライブにJSONをあげる
前章で作ったJSONをMisskeyのドライブにあげましょう。
MisskeyのドライブにJSONをあげるとメディアごとにURLが割り振られます。
URLができたら一度アクセスし、適当なJSONが返ってくることを確認してみましょう。
配布用URLの作成
配布リンクは以下のような形式になります。
https://{HOST}/install-extentions?url={URL}&hash={HASH}
{HOST}
はMisskeyサーバーのホストドメインです。他のホルダーにはそれぞれ適当な値を入れてください。
備考
インストール時のエラーに関しては、以下を参考にしてください。