概要
2024年6月からUoPeopleというアメリカのオンライン大学に入学しました。
1学期分が完了したので、その内容の振り返りをしたいと思います。
UoPeopleとは
正式名称は「University of the People」と言います。
高等教育の世界普及を目標に掲げて、オンライン上で大学の授業を受けることが出来ます。
授業自体も完全非同期のため、勉強時間はある程度融通を聞かせることが出来ます。
入学しようと思った理由
私がこの大学に入学しようと考えた理由は下記三つです。
- コンピュータサイエンスを学ぼうと考えたため
- 英語を勉強しようと考えたため
- 自己研鑽をした事実を外部から証明したかったため
コンピュータサイエンスを学ぼうと考えたため
私は2024年時点、金融系の(どちらかというと)SIer企業に新卒から勤めて6年目になります。
業務をしていく中でAWSをはじめとしたパブクラ関連の技術に触れる機会には比較的恵まれているのですが、
基礎的な部分の理解が不足していることを業務の節々で感じるようになり、自己研鑽として補いたいと考えるようになりました。
大学に通うことでコンピュータサイエンスの基礎的な知識を体系的に学ぶことが出来ると考えました。
英語を勉強しようと考えた
上記の理由で述べた自身の課題に加えて、今後技術を素早くキャッチアップしていくためには英語は必須だと考えました。
英語を習得するためには英語単体で勉強することも大事ですが、習慣的に英語に触れる環境が大事だと考え、英語圏の大学の授業を受けることで英語力向上が見込めると考えました。
自己研鑽をした事実を外部から証明したかったため
自己研鑽は日々行っていますが、何らかの形でその証明を行いたいと考えていました。
その手段としてよくあるのが資格取得ですが、資格取得は「資格用の勉強」になりがちになってしまうため、自身の目標に対して適切ではないと思いました。
また、周りの人も資格取得はしており稀少性もそこまでないため、証明したからと言って他の人との差別化が難しいと思っていました。
それに対して大学は、継続的に勉強を行う必要があり、インターネット上の情報が少ないことから、稀少性の高さと継続的な努力を行わないと学位取得が出来ないと考えました。
大学のシステムについて
この大学はオンライン上ですべて完結、かつ全世界で利用されることを想定されているため、完全非同期な授業スタイル、すなわち課題を一週間単位で与えられて、それをこなしていくスタイルになっています。
一学期(大学内ではTermと呼ばれています)は9週間、学期は1年間で合計5Termあります。
課題は授業によってさまざま(だと思うのですが、)学生間で相互コミュニケーションできるような課題もあり、オンライン学習で発生するデメリットを解消しようという工夫が感じられます。
今回とった授業の内容
今回私がとった授業は学科の授業の前に受講するESLプログラムの一環の授業です。
ESLプログラムは英語に慣れていない人に向けたUoPeopleを受講するにあたって最低限必要な英語を学ぶための授業になります。
UoPeopleは入学時に基準以上の英語の実力を証明するための書類(TOEFLやDuolingo English Test、英検)を提出する必要があります。
それを証明できない人はESLプログラムを合格する必要があります。
ESLプログラムにもいくつかレベルがあるようなのですが、今回私が受けたプログラムは一番上のENGL 0008という授業でした。
この授業における、課題の種類は下記のようなものがありました。
- Speaking Practice
- 単語の発音を行う課題。10程度で完了する
- RとLの違いをちゃんと意識しないと合格にならなかったので、勉強になった。
- Complete the Sentence
- 虫食い状態になっている文章に単語を埋めていく課題。20分程度で完了することに加えてあまり出てこなかった。
- Vocabulary Word search
- クロスワードパズルのような、アルファベットが20文字×20文字くらいで並べられている中で、指定された丹後を探す課題。15分程度で終わる。楽しい。
- Dictation Unit
- 単語をリスニングして、それを書いていくもの。この単語はSpeaking Practiceで出てきたもの同一。10分あれば終わる。
- Discussion Forum
- ほぼ毎週存在した。毎週指定された文章を読み、その内容についての要約や自身の考えを投稿する課題。それに加えて他学生の投稿に3投稿以上投稿しなければいけない。1課題あたり、3時間くらいかかりました。
- ただ、自身の考えを英語でアウトプットするいい機会になったのでとても有意義な課題だったと思います。
- Written Assignment
- こちらもほぼ毎週存在した。こちらも毎週指定された文章や、課題の内容について英語での文章を書き、それを提出する課題。前週に他学生が提出された課題を相互にレビューする課題合わせて付いてくる。2時間程度かかりました。
- Learning Journal
- こちらもほぼ毎週存在し、与えられた課題に対する英文章を提出し、担任の教師に直接レビューしてもらうもの。Discussion Forum, Written Assignmetとの課題はそれぞれ独立しているため、この3つが主な課題になっていた。こちらも2時間はかかっていた。
- Self-Quiz
- 最後に小テストを受ける。30分程度で終わることに加えて基本的に再提出が可能(=満点になるまで試すことが出来るらしい。私はその仕様に気が付いておらず、1回でそのまま出してしまっていた。)である。しかし、第3週目と6週目についてはやや評価の重みが重いテストかつ、再提出出来ないテストになっているので注意が必要。
- Final Exam
- 最終テストとして外部のOxford English Testというテストを受ける。今までどんなに成績が良くてもこのテストで100点満点中50点以下を取ってしまうと即落第となってしまう。
今後について
上記のテストを無事パスすることが出来たので次回タームから通常のSCコースの授業を受けていくことになります。SCコースでもSCコースとは直接関係のない授業については単位移行制度を使用して、日本の大学で受講した単位を移行させることで効率的に授業を受けていこうと考えています。
また、各タームの概要、所感について今後上げていこうと思いますので、気になる方いれQiitaや、Xの登録お願いします!!そのほか気になることありましたら、XのDMなどでも待ちしていますのでご連絡ください!!!