この記事はPHP Advent Calendar 2019 21日目の記事です。
こんにちは、あのぶる(@thatblue / @thatblue_plus)と申します。
最近趣味でPSRsの翻訳を始めました。
今日までにPSR-12とPSR-1の翻訳が終わっていて、こちらにまとめてあるのでよろしければどうぞ。
誤訳などありましたらどうかお手柔らかにご指摘ください……
PSRs in Japanese by thatblue
はじめはわりと最近出たPSR-12を勉強がてら翻訳していたら楽しくなってきちゃって、PSR-12から参照されていたPSR-1を訳し、今度はPSR-1から参照されいていたPSR-4に手を出そうとしたところで珍しく師走の慌ただしさに飲み込まれているところでした😇
PSR-12の翻訳が終わったときに自分のブログにも書いたのですが、新人の頃からドキュメントの翻訳活動に漠然とした憧れがあったので、実現まで随分かかってしまいましたがやれてよかったなーと思っています。
で、これだけで終わらせるのは流石にアレなので、自分で翻訳をしてみて気付いたことを簡単にまとめます。翻訳やってみたいと思っている人の参考になると嬉しいなぁって思います。
技術ドキュメントは比較的翻訳しやすいかもしれない(注: 簡単とは言ってない)
文書の目的に起因して、基本的に内容が明確なので解釈で悩む余地があんまりなく、悩んでもソフトウェア技術なので「実際に動かしてみたらいいじゃん」で解決するケースが多いなぁと感じました。
そのせいか、PSR-12を訳したときは文章量に対して序文が一番時間がかかりました。Lingueeなど知る限りの翻訳支援ツールを駆使してどう訳すのが適切なのかを必死に考えていました。
ということで、100%知らないところから勉強のためにと言うよりは、ある程度背景知識があり用語も含めて確認の手段を知っている技術についてのドキュメントを訳すのが望ましいかなと思います。
いや落ち着いて考えたら当たり前の話なんですけども。
ドキュメントのライセンスをよく確認する
ドキュメントの翻訳は「改変」にあたるようなので、改変OKになっているかライセンスをよく確認しましょう。
OSSなどに属するようなドキュメントは概ね翻訳できそうなライセンスになってそうなので(※個人の感想です)ともかく、商用サービスのマニュアルや個人のブログはライセンスが判断できなければ公開前に許可を取るのが望ましいと思います。
ちなみにPSRsはMITライセンスでした。
自信がないけどやってみたい場合は翻訳プロジェクトを探して参加してみるといいかも
……いや、あの、「じゃあお前翻訳にそんな自信あるの」って言われると困るんですが……今回の動機は「PSRsをちゃんと読んで勉強したい」だったのでなんというかその許してください。
私は参加したことはないのですが、先達のサポートを受けられるのはやっぱりありがたいのではないかと思います。
かの有名なインフィニットループさんのPSR-1訳がいかになめらかであるかがよくわかった
元々存在を知っていたのでPSR-1については「自分の勉強のため」と割り切ってはいたのですが、翻訳し終わってから改めて概要読んだだけで「ひえぇ(伏し拝み)」ってなりました。
それでは、あのぶる先生の次回作にご期待ください(!?)