ライブコーディング環境 tidal で音を鳴らすまでの手順

即興音楽のコーディング環境である tidal (Pattern language for improvised music) を使って、音を出すまでの手順のメモ。

tidal

前提

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• jack がインストールされていること
• dirt がインストールされていること
• tidal がインストールされていること

音を出す手順

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手数が多くて案外めんどうである。

1. アプリケーションの起動

# 1. jack を起動する
~:500$ jackd -d coreaudio
jackd 0.121.3
Copyright 2001-2009 Paul Davis, Stephane Letz, Jack O'Quinn, Torben Hohn and others.
jackd comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY
This is free software, and you are welcome to redistribute it
under certain conditions; see the file COPYING for details

JACK compiled with POSIX SHM support.
loading driver ..

# 2. シンセサイザー/サンプラー を起動する
# ※ 別のタブ・ウィンドウで実行 
Dirt:508$ ./dirt 
init audio
engine sample rate: 44100
init osc

# 3. エディタを実行
# ※ さらに別のタブ・ウィンドウで実行する
emacs

2. コードの編集と実行

すべて emacs 上で実行する。
Terminal.app から emacs を実行してもよいし、Emacs.app で実行しても構わない。

; tidal のマクロがロードされていることを確認
M-x tidal- 

; tidal 開始
C-c C-s

; 適当なファイルを開く
C-x C-f aNewFile.tidal

; シーケンスの開始 & 停止
d1 $ sound [bd]    C-c C-c
d1 $ silence  C-c C-c

; tidal の終了
C-c C-q

; Emacs の終了
C-x C-c

3. 後片付け

• dirt と jackd は Ctrl + d で終了させる。
• jackd が起動できないときは、ps -ef | grep jackd でプロセスを確認して、生きているようであれば
  killall jackd する。

よく使うキーバインド

• C-c C-s tidal-start-haskell tidal を開始する。tidal から dirt にメッセージが飛ぶようになる
• C-c C-q tidal-quit-haskell tidal の終了(これを実行せずに emacs を終了させるとカーネルパニックになることが多いので注意)。
• C-c C-c tidal-run-line 行の評価。一番よくつかうキーバインド。
• C-c C-e tidal-run-multiple-lines

tidal のインストール方法はこちら。