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Zuk Z2 ROM入れ替え for Mac

Last updated at Posted at 2017-01-16

Macを使ってZukZ2のROMを書き換えます。
完全に自己責任において行ってください。

WindowsではなくMacを使います。
大まかな流れは、

  1. ツール類のインストール(adb、fastboot)
  2. bootloaderのunlock
  3. bootloaderの入れ替え(TWRPインストール)
  4. バックアップ
  5. カスタムROMを焼く
  6. gappsでGoogleのアプリを入れる

の6ステップ

0. ツール類のインストール

bootloaderをインストールするためにadbやfastbootなどのツールが必要なため準備します。
いろいろな記事を見ると個別にインストールするとかあるのですが、
面倒なのでAndroidStudioをまるっとインストールしました。
AndroidStudioをインストールするとadbやfastbootなどがもれなくインストールされます。
こちらからAndroidStudioをダウンロードしてインストールします。

ツール類がインストールされる場所は、

$HOME/Library/Android/sdk/platform-tools

いちいち、パスを書くの面倒な場合は$PATHにパスを追加しましょう

これらはコマンドラインツールと呼ばれるもので、ターミナル.appなどから実行します
詳しくはこちら

1. bootloaderのunlock

Zukのスマホは申請によってbootloaderをunlockすることが出来ます。
もちろん、bootloaderを書き換えたりすると保証は効かなくなります。
また、bootloaderを入れ替えると端末データがリセットされ全てなくなります。

事前準備として、Zukのアカウント登録が必要です。
unlock申請する際にログインを促されます。

こちらからユーザ登録します。
https://passport.zuk.com/wauthen3/wauth/jsp/register.jsp
注意点は、SMSでユーザ確認する登録とメールによって確認する登録の二通りです。
SMSは日本には届きません。なので、メールの方で登録します。

「邮箱注册」(メール登録)と書かれている方です。
読めない場合はGoogle翻訳でも使いましょう。

無事アカウント登録ができたら、unlock申請しましよう。
申請はこちらから行います。

  • 必要なもの
    • SerialNumber
    • メールアドレス

下記のリンクの記事を参考に登録します。
http://zukfans.eu/community/threads/zuk-z2-bootloader-unlock.62/

すると、メールが返信されてきて、unlockされたbootloaderが添付されてきます。
それをまずは焼きます。

  1. 添付されたイメージファイルをMacの適当な場所に保存します
  2. Z2をUSBデバッグモードにします

上記手順のあと、ターミナル.appから

adb reboot bootloader

のコマンドで、端末をリブートします。
(他に電源+ボリューム-ボタンで起動できるようです)
端末がリブートしてモードが変わったら、ターミナル.appより下記のコマンドを実行します

fastboot -i 0x2b4c flash unlock unlock_bootloader.img
  • unlock_bootloader.imgはメールに添付されてきたファイル(空白や日本語名を入れない)

うまくいくと下記のような表示がでます。

target reported max download size of 1610612736 bytes
sending 'unlock' (0 KB)...
OKAY [  0.037s]
writing 'unlock'...
OKAY [  0.052s]
finished. total time: 0.089s

うまくいったら実際にターミナル.appからコマンドでunlockします

fastboot -i 0x2b4c oem unlock-go

うまく行った場合の結果表示

OKAY [  0.096s]
finished. total time: 0.096s

これでbootloaderをunlock出来ました。

2. ブートローダの入れ替え

TWRPを今回入れました。TWRPはROMのインストールやバックアップやリカバリなどを行ってくれるツールです。
こちらよりTWRPをダウンロードしました。

設定もリセットされてしまってるので、もう一度USBデバッグモードにします。
USBデバッグモードに出来たら、上記と同じようにターミナル.appからコマンドでダウンロードしたTWRPを焼きます。

adb reboot bootloader
fastboot flash recovery -i 0x2b4c TWRP-3.0.2-20160712-ZUK_Z2_CN_VERSION.img

うまくいくと下記の表示になります

target reported max download size of 1610612736 bytes
sending 'recovery' (47668 KB)...
OKAY [  1.056s]
writing 'recovery'...
OKAY [  0.549s]
finished. total time: 1.606s

3. バックアップ

既存で入っているROMを念のためバックアップを取ります。

TWRPを起動します。
USBデバッグモード(Z2の再起動が必要かもしれません) で接続して、ターミナル.appから下記のコマンドで

adb reboot recovery

これでTWRPが起動します。
起動直後は中国語なので、英語設定しておくと楽です。
参考:http://gadget.hrksv.com/2016/12/08/post-513/

バックアップを取ります。
参考:http://andmem.blogspot.jp/2014/08/twrp-boot.html

4. カスタムROMを焼く

インストールしたいROMを落としてきます。
今回はMokeeを入れました。

release、nightlyなどタイプがいくつかあるのですが、最初は安定版のreleaseの最新を入れると良いです。
ファイル名が MK60.1-z2-{日付}-RELEASE.zip のようになっているものです。

ちなみにreleaseは安定版、nightlyは開発版となっています。nightlyは不具合が多い可能性があります。

ダウンロードしたカスタムROMのZipファイルをUSBケーブルで繋いでZ2の Download に置きます。
ファイルを転送するには、Android File Transferを使うと便利です。
https://www.android.com/filetransfer/
うまく転送できない場合は、Androidの設定を見直しましょう。
http://qiita.com/noookiz/items/cd077e20d7c43a18c1c1

また、http://opengapps.org/ から
GoogleAppを落としてきます。Googleのアプリ類が入ったパッケージです。
GooglePlayなどGoogleのアプリケーションがまとまっています。
Platformは ARM64 です。
タイプは今回、microにしてみました。このZipファイルもZ2のDownloadに置きます。

ROMをインストールする前に、TWRPで既存のファイルを消します(Wipeするという)
消す場所は、advanced wipeからsystem、data、cache、dalvik cacheを選択しwipeするとトラブルが少ないようです。
internal storageは選ぶとインストールしようとするダウンロードしたROMのZipも消してしまうので、注意。

TWRPを起動して、Z2のDownloadに置いたZipとGooglAppのZipを選択してインストールします。

画面に ...done とでたら完了です。rebootして青い豚がでたら成功です。

  • reboot時に何かインストールするか?みたいな選択肢が出るかもしれないですが、そのままrebootしてください

以上

参考情報

Lenovo ZUK Z2のroot化やカスタムROMの導入方法(ROM焼き)
http://andmem.blogspot.jp/2017/01/zuk-z2-root-customrom.html

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